枚方市駅周辺再整備の具体化に向けた検討について~12月5日、定例月議会前に全員協議会が開催されました。

2019/12/07

12月5日(木曜日)午前10時より、定例月議会開催前に、「枚方市駅周辺再整備の具体化に向けた検討について」を案件とする全員協議会が開催されました。

「枚方市駅周辺再整備基本計画」及び「枚方市新庁舎整備基本計画」について、昨年度、それぞれ素案が示されましたが、市議会からの疑問や指摘等の意見も多く出されていたことから、今回、市議会からの意見への対応も検討し、素案の土地利用計画・施設配置計画図を見直し財政見通し事業手法実施に向けた想定スケジュール等、さらなる検討を行った内容ということで、枚方市駅周辺再整備の取り組みについて説明がありました。今後は市議会の意見も聞いて検討を深めるなど、計画策定のスケジュールを延長し、よりよいまちづくりに組めて取り組むとの報告でした。

まずは、昨年度提出の基本計画等の素案に対して、全員協議会等で疑問や指摘等、市議会から出された主な意見とその対応について、資料からの抜粋です。

「枚方市駅周辺再整備基本計画」(素案)に対する市議会からの主な意見と対応
・計画策定のスケジュールありきでなく財政シュミレーションや財源対策とあわせ示すべき
→財政的な裏付けのもと計画策定の期間を延長する考え
・枚方消防署の老朽化対策の観点が欠けている
→今後、新庁舎整備とあわせて、防災や防犯など安全・安心を高める拠点の整備に向けて検討を行う
・民間活力をさらに活用すべき/・タワーマンションを前提とした計画に対する疑問
→建物を限定することなく、まちづくりのコンセプトなどを示した上で、民間ノウハウを活用できる土地区画整理事業の整備手法に切り替える

「枚方市新庁舎整備基本計画」(素案)に対する市議会からの主な意見と対応
・高齢化が進展する中、③街区の総合窓口の必要性について検討すべき
→(仮称)市民窓口で、高齢者をはじめ幅広い年代を対象とした市民サービスの向上を目指し、現庁舎の状況やICT技術の進展を見極めながら、効率的・効果的な市民窓口サービスの検討を行う

上記を踏まえた事業手法として、素案と比較して、2つの検討案が示されました。
素案は②④⑤街区を市街地再開発事業として行うというものでしたが、検討案1は「②④⑤街区を土地区画整理事業」とするもの、検討案2は「④街区の一部と⑤街区を土地区画整理事業とし、②街区と④街区の講演一部を市街地再開発事業とするもの」で、市としては、検討案2を基本に進めていくことが適当であるとの考えでした。
総概算事業費及び市負担額、実施に向けた想定スケジュールについても検討案2によるものが資料として提出されていました。
市の資料をみる限り、素案、検討案1においては「サンプラザ1号館は、現状と同様の立地条件を要望(令和元年8月1日要望書の提出あり)しており、地権者との合意形成が得られなければ全体の着手ができない」ということをまちづくりの課題としており、早期実現性は極めて低いよう。検討案2においてのみ早期の実現可能性が記載されているというもので、「サンプラザ1号館は、現状と同様の立地条件を要望しており、その場合、駅広とニッペパークとの連続性や大空間の確保が困難となるが、ニッペパークの一部を活用した駅前広場の配置等の検討や地権者の理解・協力に向けた意識の醸成を図ることで、事業着手を目指す」との記載となっています。

また、準備組合が設立され、地権者間での調整が最も進んでいるという③街区については、他の街区に先駆けて取り組みを進めており、令和元年度中の組合設立及び事業計画認可をめざして取り組んでいるとのことの報告。

枚方市駅周辺地域約48haを区域とする都市再生緊急整備地域の政令指定に向けた取り組みについては、区域図・地域整備方針などが示されました。

全体を通しての財政シュミレーションは、いま策定を予定している「(仮称)行財政プラン2020」に基づく行革効果額等を踏まえたものとして提出されていました。

 

全員協議会では11人の議員からの質問がありました。
連合市民の会からは、漆原議員が、合同庁舎建設に向けての国との協議状況、枚方消防署の建替えについて、市役所位置条例の上程の時期について、財源確保の考え方について、サンプラザ3号館の状況についての質問を、中武議員からは、枚方市駅前行政サービス再編に向けた考え方について、財政シュミレーションについて、枚方警察署の建替えについて、質問がありました。

いろいろと疑問は残り、不明な点も少なくありません。
行財政改革によって生まれた「効果額」を基金に積み、その基金から毎年度3億円、「枚方市財政調整基金」から毎年度2億円、合計5億円を「枚方市新庁舎及び総合文化施設整備事業基金」の基金に積み替えていく。試算の中で不足とされる125億円を確保するまで、25年間、積み替えていくとの説明。捕らぬ狸の皮算用ではありませんか。そんな財政シュミレーションを果たして市民に納得していただけるよう説明できるのでしょうか。

 

 

 

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