枚方市駅周辺再整備基本計画の改訂素案について、3月31日と4月1日に開催された2回の「市民説明会」の説明動画がアップされていますが…。パブリックコメントは4月19日まで。

2023/04/13

枚方市議会議員の奥野みかです。

2021年3月に枚方市駅周辺のまちづくりの方向性や事業内容をまとめた「枚方市駅周辺再整備基本計画」が作成されています。基本計画の中では、新庁舎は北河内府民センターのあるあたり(⑤街区)という案が記載されていますが、昨年9月の議会で、「市庁舎を大垣内町2丁目524番地(市役所第2分館の住所地)に変える」という移転条例は否決されました(特別多数議決)。

にもかかわらず、「この度、まちの魅力やまちづくりの実現性を高めるため基本計画の改訂をいたします」と、否決された移転条例について全く触れることなく、基本計画の改訂についての説明会が実施されました。

3月31日、4月1日に実施した説明会の説明動画がアップされています。(当日の質疑応答については示されていません。)

▶ https://youtu.be/RY1Zod1ZAzw

また、現在、「枚方市駅周辺再整備基本計画の改訂(素案)について」のパブリックコメントも実施されています。3月31日から4月19日まで。

▶ https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000047638.html

年度替わりの非常にあわただしい時期に、ラポールひらかたで各回50人程度の参加という、たった2回の市民説明会を開催したことで、市民への説明をしっかりと行ったとは言えません。市は、説明会のフォローのためにも、HPに説明動画をアップすると言われていましたが、さて、どれだけの人が説明動画にたどりつけるでしょうか…。

2回実施された説明会当日の質疑においても、「移転条例は否決されたのに基本計画をベースに改訂するなど、議会の軽視ではないか」とか、「市長は説明に来ないのか」とか、「枚方市39.6万人市民の未来に関わることをこんな状況で決めていっていいのか」等の質問が続きました。

今、枚方市民にとって、大切なのは、いつやってきてもおかしくない大規模災害に「備える」ことだと考えています。
先週7日、市役所庁舎本館4階の軒先からコンクリート片が落下するという事故が起こりました。
老朽化した市役所庁舎を一刻も早く建替えるためにも、コストのかかる大阪府の土地への移転ではなく、旧市民会館から現市庁舎周辺に広がる市の土地を活用することを私は求めています。大阪府の土地を購入するために貴重な市の土地を民間開発会社に売却してしまうと、建設される民間複合施設はタワマン建設になってしまうのではないかと懸念されます。

まずは暮らしの安全・安心。市民のためになる枚方市駅周辺再整備、市庁舎整備こそが必要です‼

 

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