12月24日、総合文化芸術センター建設工事現場を視察しました。工期が半分経過。竣工は2021年3月予定で、オープンは同年9月の予定。

2019/12/24

枚方市総合文化芸術センター 令和3(2021)年9月オープン!

12月24日、市議会議員向けの視察会があり、総合文化芸術センター建設工事の現場を視察しました。

総合文化芸術センター建設工事の施工体制ですが、工事監理者は(株)日建設計大阪オフィスで、工事施工者は分離分割発注により7社での施工となっています。建築工事は前田建設工業(株)関西支店、電気設備工事は栗原工業(株)、機械設備工事は新菱冷熱工業(株)大阪支社、舞台機構設備は三精テクノロジーズ(株)、舞台音響設備工事はヤマハサウンドシステム(株)大阪営業所、舞台照明設備工事はパナソニックLSエンジニアリング(株)近畿支店、植栽工事は(株)前田造園です。

総合文化芸術センターは2018年10月に着工、建設工事の期間が、いま、ちょうど半分経過したところです。総合文化芸術センターの「本館」は、2021(令和3)年3月に竣工、「本館」オープンは同年9月上旬で、一般貸出開始は10月上旬の予定となっています。
また、現在のメセナひらかた会館はセンターの「別館」として2021(令和3)4月に先行オープンしますが、改修工事が検討されているため、同年10月以降にいったん閉館し、2022(令和4)年4月に再オープンの予定です。
その間、受け皿となる枚方市市民会館は、「別館」の再オープンのあわせて、2022(令和4)年4月1日付けで全館廃止となります。

総合文化芸術センター完成イメージ(地上5階・地下1階)

大ホール(1468席)、小ホール(325席)
多目的のイベントホール、美術ギャラリー、芝生が広がる広場

2019年11月 地下躯体工事・鉄骨工事

 

総合文化芸術センターの「建物構造」は、一般的な建築物の約1.25倍の耐震性を確保した構造とのことです。ちなみに、公共施設のうち消防施設は1.5倍の耐震性を確保しているようです。

また、「防振遮音対策」として、2つの工法が採用されているとのことです。
1つは、建物構造の切り離しによって音や振動を遮断するというもの。大ホールと小ホール、イベントホールと小ホールの間は、基礎・建物躯体で約5㎝、切り離されています。

もう1つは、小ホールの浮床構造で、防振浮床層と躯体コンクリートの間に「浮上型防振ゴム」が採用され、床が約2.5㎝浮いているという構造となっているようです。

もうすぐ、ですね。
枚方市市民会館の大ホールが使用不可となった後、特にホールの完成・早期使用を心待ちにされている皆さんの期待に応えることのできる施設の完成となるよう、しっかりと見ていきたいと思います。

 

➣枚方市プレスリリース(2019年12月2日) 文化芸術センター3年9月オープン

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