12月25日、連合北河内地域協議会として、2020年度の自治体政策・制度予算に対する要請行動を行いました。

2019/12/25

毎年実施している連合北河内地域協議会の北河内各市首長に対する要請行動は、12月16日~25日に行われました。16日の門真市を皮切りに、23日に守口市、24日に四條畷市、25日に大東市、枚方市、寝屋川市、交野市に対して要望書を提出しました。
2020年度の連合大阪共通の自治体政策・制度予算要請に加えて、今回、連合北河内地域協議会として「子育て環境の充実」を重点項目として要請しています。
枚方市では、連合河北地区協議会の田中議長から要望書を提出し(石田市民安全部長が対応)、その後、連合大阪の黒田副事務局長、連合北河内地域協議会の田島事務局長が趣旨説明を行いました。推薦議員は、中武貞勝議員と私が同席しました。

誰もが安心して働き、生活できる元気な大阪を創り上げていく観点から、生活者・勤労者の立場に立って議論を重ねまとめた2020年度の連合大阪の自治体政策・制度予算要請は、
「雇用・労働・ワークライフバランス施策」
「経済・産業・中小企業施策」
「福祉・医療・子育て支援施策」
「教育・人権・行財政改革施策」
「環境・食料・消費者施策」
「社会インフラ(住宅・交通・情報・防災)施策」 の6点を柱とした36項目となっています。

働く環境ということでは、大阪は、女性や若年者の就業率が全国平均を下回っており、また、非正規労働者比率についても40.8%と全国平均(37.8%)に比べ依然として高い水準であるのが現状です。
そして、今回は、教職員の長時間労働の是正は喫緊の課題であることから、「学校の働き方改革」に関する内容新たに追加し、首長と教育長に対して要請しました。
また、北河内地域としては、安心して働くための「子育て環境の充実」に関する4項目(待機児童の早期解消、保育士等の確保と処遇改善、地域子ども・子育て支援事業の充実、企業主導型保育施設の適切な運営支援)を抽出し、重点要請項目として首長に要請しました。

意見交換の中で、私からは、待機児童対策としての量の拡充は必要であるが、子どもの最善の利益を確保するためにも、環境整備や処遇改善によって整えられる幼児教育・保育の「質」の向上に取り組んでいただきたいことを求めました。中武議員からは教員の長時間労働解消の取り組みとともにストレスチェック等の健康確保の取り組みの徹底を求めました。
その他、中小企業への事業継続計画(BCP)策定の普及、変形労働時間制について、食品ロス削減の3010運動、母国語による相談・支援体制の整備、パートナーシップ宣誓制度、地震発生時における初期初動体制について等、さまざまな意見が交わされました。

なお、各市からは、来年3月を目途に回答いただくことになっています。

 

 

➣連合北河内のホームページに、奥野みかの議員報告を掲載している内容がありますので、ご覧いただければ幸いです。

「枚方市 奥野みか 誰もが安心して暮らせるまちをつくる」

 

連合北河内地域協議会は、連合大阪結成時に創設をされた7つの地域協議会のひとつで、 1990年2月2日に結成されました。それ以来、大阪府の北河内7市を3つに分割した地区協議会(河北[枚方・交野]、守門[守口・門真]、寝大畷[寝屋川・大東・四條畷]地区)と連携し、 連合大阪全体の活動を地場で支えています。

 


 

【追記】(連合北河内HPに掲載分)

北河内地域フォーラム議員団会議に枚方市議会議員として初めて出席。働くことを軸として、誰ひとり取り残さない安心社会の実現に向け、目の前の課題解決に一つひとつ取り組み、未来を変えていく力にしたい。

 誰もが安心して暮らせるまちをつくる

10月16日、2020年度の自治体政策・制度予算に対する要請内容について審議するために開催された連合北河内地域フォーラム議員団会議に出席しました。そのなかで、誰もが安心して働き、生活できる元気な大阪を創りあげていく観点から、生活者・勤労者の立場に立ってまとめられた連合の政策制度要求の報告や、2019年度の北河内7市自治体への要請結果の報告も行われました。
2020年度の連合大阪としての自治体政策・制度予算要請は、「雇用・労働・ワークライフバランス施策」「経済・産業・中小企業施策」「福祉・医療・子育て支援施策」「教育・人権・行財政改革施策」「環境・食料・消費者施策」「社会インフラ(住宅・交通・情報・防災)施策」の6点を柱とし、北河内地域としては、安心して働くための「子育て環境の充実」に関する内容を抽出し重点項目として首長に対して要請をすること、そして、新たに「学校の働き方改革」に関する内容を首長と教育長に対して要請することが確認されました。
私は2019年春、枚方市議会議員に初当選させていただいたので、議員団会議には初めての出席でした。
「働くことを軸とする安心社会の実現」に向けては、各自治体からの回答がまだまだ消極的である内容も散見されますので、連合推薦の議員として、各施策の実施状況の監視や一般質問等での確認もしっかりと進めていかなければならないと改めて感じているところです。

~目の前の課題解決に向け、一歩でも前へ

6月定例月議会での初めての一般質問で、私は「就学前の子ども・子育て支援について」を取り上げました。
改正子ども・子育て支援法の成立を受け、本年10月から幼児教育・保育の無償化が実施されることとなりましたが、保育や幼児教育の『質』は、施設などの環境をきちんと整備するとともに、子どもたちの保育・教育に直接携わる人たちが、安心して働くことができ、また、しっかりとした専門性を身につけることができなければ、決して高めることはできません。喫緊の課題として、待機児童の解消、幼児教育・保育の質の確保、保育士不足への対応、障がいや配慮を要する子どもたちの就学前の適切な受入れも求められています。そのような課題を順に質問し、目先の『効率性』に惑わされることなく、子どもの最善の利益を確保し、私たちの未来のために、環境整備や処遇改善によって整えられる幼児教育・保育の『質』の向上に取り組んでいただきたいと要望しました。

今回の要請の中で、北河内地域での重点項目として取り上げている「子育て環境の充実」について、新規項目である「企業主導型保育施設の適切な運営支援」をはじめ、継続項目である「待機児童の早期解消」や「保育士等の確保や処遇改善」は喫緊の課題ですし、「地域子ども・子育て支援事業の充実」に向けても、一歩でも前に進めるよう働きかけをしていきたいと考えています。

~未来を変えることができる~

9月定例月議会、再選された伏見市長の所信表明に対して「連合市民の会」を代表して質問に立った野村いくよ議員は、このまちに住む市民の多様性を認め、「市民福祉の最大化をめざしつつ向上」を積み重ねることこそが「成長」であり、さまざまな生きにくさを抱えた市民が、本当に安心してこのまちに住み、住み続けたいと思える施策をしっかりと考えていただきたい、と強く訴えました。
新人議員ではありますが、私も抱負は大きく!、と思っています。
「持続可能性」や「社会的包摂」を基底におき、このまちに住む市民の多様性を認め合い、お互いさまで支え合い、誰ひとり取り残さない、誰ひとり取り残されることのない社会、20年先、30年先も安心して住み続けたいまち、そんなまちの姿を頭に描きながら、「バックキャスティング」、未来から振り返って、いまなすべき課題を明らかにし、課題解決に向け、一つひとつ取り組み、未来を変える力にしていきたいと考えています。「働くことを軸とする安心社会 ~まもる・つなぐ・創り出す~」という連合のビジョンや政策実現に向けた考え方にもしっかりと学ばせていただきます。

10月24日、連合大阪北河内地域協議会第24回定期総会後の交流会に、北河内地域フォーラム議員の一人として出席しました。

 


 

【追記】

▶ 2020(令和4)年度政策・制度予算に対する要請について:枚方市、令和2年(2020 年)2月26日

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