1月27日、楠葉雨水貯留管整備工事の視察を行いました。大雨による浸水被害の軽減を図るため、楠葉排水区において雨水貯留施設の整備が進められています。

2020/01/27

1月27日は議員研修。公共下水道第69工区楠葉雨水貯留管整備工事の視察でした。

市は、大雨による浸水被害軽減のため、雨水を速やかに排除するポンプ場や雨水貯留管など、下水道施設の整備を進めています。雨水貯留管は、大雨による浸水被害を軽減するため雨水を貯める施設で、計画降雨量を上回る雨水を一時的に溜める雨水貯留管を、蹉跎地区と楠葉地区の2か所で整備することとしています。
楠葉排水区の楠葉雨水貯留管整備工事の工期は平成30年1月11日から令和3年2月26日の予定です。
工事内容の説明の後、エレベーターで約27mの発進立杭を降りて敷設された管の中へ。シールドマシンによる掘進工事は一日あたり約10mの進度とのことで、現在は、楠葉東公園から楠葉中央公園あたりまでの延長約1㎞の管の約300mが完成しているとのことでした。
完成すると、貯留管の容量は約20,000㎥(約2万トン、25メートルプール約56杯分)で、枚方では最大規模となるようです。楠葉中央公園の下あたりからポンプで天満川に排水されるとの説明がありました。

なお、蹉跎排水区の浸水被害の軽減のため整備された蹉跎雨水貯留管(府道八尾枚方線約1.2㎞の区間)は、約12,800㎥(約1万2800トン、25メートルプール約36杯分)の貯留機能となっています。

ちょうどバス通り(くずはアベニュー)の下、スターバックスの下あたりになるようですが、穴を掘っているシールドマシンのところまで管の中をトコトコと歩いて視察しました。管の内径は約5m。下記を6枚組みあわせて一巡となるようです。
地元小学校児童の見学もあったようで、管の内壁に子どもたちの絵が描かれていました。
楠葉地区の浸水対策は待ったなしの課題。一日も早い雨水整備を願っています。安全第一で工事が進捗するようよろしくお願いいたします。

なお、楠葉排水区下水道浸水被害軽減総合計画のソフト対策の取り組みとして、土のうステーションを設置し、自助・共助による土のう配備を行えるよう、土のう積み訓練なども行われています。

◇土のうステーション(樟葉排水区)
・六反町公園 枚方市楠葉朝日3丁目7-10付近
・七ツ松公園 枚方市楠葉朝日2丁目15付近
・面取公園 枚方市楠葉朝日1丁目15-6付近
・楠葉朝日2丁目小規模公園 枚方市楠葉朝日2丁目1付近

 

➣浸水被害を繰り返さないために、水害をなくす取り組みを詳しくまとめた映像(上水道事業部の職員が作成)を含め、上下水道事業の取り組みが掲載されている市のホームぺページにリンクしています。

※下記をクリックしてください。

水となかよく暮らせるまちへ!~私たちが水をコントロールしています~

 

^