3月定例月議会、3月4日~5日は、令和2年度「市営運営方針」に対して、各派代表質問が行われました。

2020/03/05

3月4日~5日は、3月定例月議会の第1日目、2月26日に市長が報告した「令和2年度 市政運営方針」に対する各派代表質問が行われました。

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、安倍晋三首相をトップとする「感染症対策本部」が2月25日に示した「基本方針」の「感染拡大防止」も「医療体制」にも「瀬戸際の対策」が読み取れない、その危機感が感じられないという中、2月28日には突如として全国の小中高校及び特別支援学校の3月2日からの一斉臨時休校を要請しました。

枚方市では、「枚方市新型コロナウイルス対策本部」を立ち上げ、消防や警察等の関係機関と情報共有するとともに、医療機関等と連携し、感染の拡大防止に向けて全力で取り組んでいたところですが、この国及び大阪府教育庁からの要請を受ける形で、枚方市においては、3月2日から24日まで市立小中学校を臨時休校とし、中学校の部活動も中止となりました。なお、卒業式と公立高等学校入学者選抜スケジュールについては変更せず、感染症対策を十分行ったうえで実施するという方針が示されました。
一方、留守家庭児童会室は、臨時休校中も午前8時から午後6時(延長保育は午後7時)までという長期休業期間と同様の対応を行う臨時開室とし、保育所・幼稚園は通常通り開園するという対応となりました。
そして、3月3日からは小中学校に午前8時30分から午後3時までの「児童・生徒の臨時的な居場所」を開設し、家庭において保護者が不在となり児童・生徒の安全確保ができない場合について、小学校1~3年生の児童と支援学級に在籍する児童・生徒を受け入れる対応となりました。その夜には、初めての枚方市在住者の感染事例の報告と、慌ただしく情勢が変化する中での市議会本会議の開催となりました。

当日、冒頭には市長から、この間の市の対応についての報告はありましたが、刻一刻と情勢が変わる中、2月26日に示された市政運営方針に対する代表質問となり、この状況を市民はどのように受け止めるだろうかと思いながら、市政運営方針に対する質問のやりとりを聞くという2日間になりました。

連合市民の会からは、漆原周義議員が代表質問に立ちましたが、漆原議員からは、新型コロナウイルス感染症対策に係る市の対応も確認していただきました。

「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に定める指定感染症として定められた新型コロナウイルス感染症について、保健所を有する中核市の市長が講じることができる法的措置についての市長の認識を問い、感染症蔓延を防止するという観点から、「新型インフルエンザ等特別対策措置法」において求められている国民の責務等についても確認をしていただきました。そして、今回の新型コロナウイルス感染症の罹患の疑いや濃厚接触の可能性のある方やそのご家族の方が差別や偏見を受けることのないよう人権にも最大限の配慮を行うことの必要性を意見するとともに、市民の不安を取り除くための市長としての見解とメッセージの発信を求めました。市長からは、「感染された方やその家族、濃厚接触者などに対し差別や偏見を生じさせない、人権に配慮した対応が必要だということも強く認識している。ご指摘いただいた問題については、研究してまいりたい。」との回答を得ました。

あわせて、漆原議員からは、新たな機構改革で設置を予定している「危機管理監」の役割も確認し、防災・防犯、そして感染症対策も含む危機事象の全般を掌する市長直轄の職として設置する、との市の回答を得ています。今回の新型コロナウイルスの感染症対応など人命に関わる重大な課題については、迅速かつ的確な対応を図れるよう、保健所長の権能を高めることも意見として述べられたところです。なお、「子育ち支援監」についても確認していただきましたが、福祉・保健・医療・教育等の関係機関を調整・統括する、いわゆる子ども家庭総合支援の「拠点・司令塔」を担う職であることから、部を超えた市長直轄の職としたとの回答でしたが、なかなか理解するのは困難です。むしろ、スマートシティの推進を図る上で欠かせない分野であるICTの活用においてこそ部局横断的な推進体制が求められているのではないか、検討を願いたいと要望していただきました。

その他、漆原議員による代表質問(連合市民の会)の質問項目は、下記のとおりです。なお、他の会派の代表質問の項目も下記に掲載しています。

今回の代表質問において、連合市民の会は、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策についての質問を重視しましたが、行財政改革の効果を見える化するために新設する特定目的基金である「この街に住みたい基金」についての問題提起、少子高齢化の中にあって都市間競争による「選ばれるまち」をめざす視点への指摘、選択制給食の実施で喫食率向上に取り組むことと市長の公約である中学校完全給食をめざすことについての問題提起、枚方市駅周辺再整備の中で現実的な対応として考えられる庁舎整備計画のコンパクト化、教育大綱の「はじめに」に示された市長の価値観に対する意見、地域共生社会の実現に向けてフラットな総合相談窓口の設定とはいうものの、例えば複合的課題である8050問題への相談対応への懸念等々、それぞれの会派から出される質問の趣旨に、多くの共通点があったことに、少し驚きを感じているところです。



◇漆原 周義 議員(連合市民の会)

1.「子育て環境の充実」について
(1)「子どもの情報」の共有化について
(2)「(仮称)子どもを守る条例」の制定について
2.「教育環境の充実」について
(1)「教育大綱」について
(2)放課後のあり方について
(3)コミュニティ・スクールについて
3.「魅力ある都市基盤の整備」について
(1)総合文化芸術センターについて
(2)市道北山通線の改良について
(3)王仁公園のあり方について
(4)地域支援・自主運行型コミュニティ交通システムについて
4.「産業・観光の活性化」について
(1)戦略的な観光地域づくりについて
(2)東部地域の活性化に向けた事業の具体化について
(3)オリンピック・パラリンピックにおけるパブリックビューイングについて
5.「安全・安心のまちづくり」について
(1)住民による地区防災計画の策定支援について
(2)老朽化の進む自治会館の建設助成制度の見直しについて
(3)「消費者安全確保地域協議会」の取り組み及び「高齢者等の安全・安心のための見守り」に
ついて
6.「健康・福祉のまちづくり」について
(1)枚方休日急病診療所、北河内夜間救急センターと市立ひらかた病院の二次救急医療との連携
強化について
7.「多様な生活・社会の課題解決に取り組むまちづくり」について
(1)多様化する人権課題について
8.「行財政改革」について
(1)行政事務の実施に伴うリスクを低減する内部統制制度の構築について
(2)総人件費5%の削減について
(3)新たな水道料金制度について
(4)水道料金割引制度について
(5)市立ひらかた病院のあり方について
9.大規模な機構改革について
10.新型コロナウイルス対策について

 

◇有山 正信 議員(公明党議員団)

1.「はじめに」の未来への投資や本市の魅力の創造について
(1)「挑戦する自治体」への変革及び組織風土の変革について
2.「重点的に取り組む8つの分野」に対しての施策の推進について
(1)「枚方市国土強靱化地域計画」について
(2)SDGsの取り組みに対しての女性の視点の取り入れについて
(3)事業実施に対しての根拠データ分析やKPI設定について
3.「子育て環境の充実」について
(1)待機児童対策について
(2)子どもたちが直面する困難課題への対応について
(3)子ども医療について
4.「教育環境の充実」について
(1)策定予定の「教育大綱」に対しての市長の見識について
(2)ICT教育について
(3)校務支援及び学習支援について
(4)中学校給食について
(5)いじめ防止策について
(6)教育環境整備に対しての取り組みについて
5.「魅力ある都市基盤の整備」について
(1)枚方市駅周辺再整備及び総合文化芸術センターについて
(2)道路整備事業について
(3)香里ケ丘地域のまちづくりと王仁公園のあり方について
(4)地域における交通システム構築について
6.「産業・観光の活性化」について
(1)地域資源を生かした取り組みについて
(2)農業施策と東部地域の取り組みについて
(3)国の特別史跡百済寺跡について
7.「安全・安心のまちづくり」について
(1)地域防災力の底上げに向けた地域支援に関する取り組みについて
(2)交通安全対策及び都市インフラ整備について
(3)防犯カメラ設置について
8.「健康・福祉のまちづくり」について
(1)高齢者施策について
(2)成年後見制度について
(3)初期救急医療整備と今後の体制について
(4)ひらかたポイント事業について
(5)市民に優しい窓口のあり方について
(6)障がい者施策について
9.「多様な生活・社会の課題解決に取り組むまちづくり」について
(1)人権尊重のまちづくりについて
(2)環境課題解決に向けた取り組みについて
10.「行財政改革」について
(1)行財政改革プラン2020の策定について
(2)内部統制制度及び公共施設マネジメント推進計画について
(3)窓口の電子化及び決済システムと統合型アプリ導入について
(4)スマート自治体への転換について
(5)組織体制の転換と総人件費削減について
(6)保育所の民営化について
(7)市立ひらかた病院の経営体制について
11.「終わりに」の市政運営における市民や議会との議論について

 

◇鍜治谷 知宏 議員(大阪維新の会 枚方市議会議員団)

1.「はじめに」について
(1)「選ばれるまち」について
①人口減少・少子高齢化・経済低成長時代のまちづくりについて
②「挑戦する自治体」について
③組織と人事両面からの市役所改革について
2.「重点的に取り組む8つの分野」について
(1)「子育て環境の充実」について
①待機児童の「通年のゼロ」の早期実現について
②「子どもの情報」の共有化について
③「第4次枚方市ひとり親家庭等自立促進計画」について
④家庭的養護の推進について
(2)「教育環境の充実」について
①「教育大綱」について
②新学習指導要領を踏まえた取り組みについて
③ICT教育について
④中学校給食について
⑤コミュニティ・スクールについて
⑥児童、生徒の水泳力の向上に向けた取り組みについて
⑦学校体育館への空調設備の設置について
(3)「魅力ある都市基盤の整備」について
①新たな行政機能の充実や新庁舎整備を含む再整備全体の具体化に向けた計画の策定について
②新名神高速道路とそのアクセス道路及び都市計画道路牧野高槻線等とその周辺道路について
(4)「産業・観光の活性化」について
①戦略的な観光地域づくりについて
②新たな創業支援策や事業継承の仕組みづくりについて
③百済寺跡について
(5)「安全・安心のまちづくり」について
①自治会館の建設助成制度の見直しについて
(6)「健康・福祉のまちづくり」について
①成年後見制度について
②健康寿命の延伸について
③地域共生社会の実現について
(7)「多様な生活・社会の課題解決に取り組むまちづくり」について
①「国際化施策に関する考え方」について
②「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ宣言」について
(8)「行財政改革」について
①行財政改革プラン2020について
②統合型アプリの導入について
③総人件費5%削減について
④公共施設の整備、維持管理について
⑤市立ひらかた病院のあり方について
⑥エフエムひらかたについて
3.「終わりに」について
(1)感染症や自然災害などさまざまな危機事象に対する取り組みについて

 

◇田口 敬規 議員(自由民主党議員団)

1.「はじめに」について
(1)「枚方は良くなっている」について
2.「子育て環境の充実」について
(1)「子育て世帯に選ばれるまち」としての魅力向上について
(2)保育ニーズへの対応について
(3)子どもたちが直面しているさまざまな困難課題について
(4)結婚支援策について
(5)若者世代の空き家活用について
3.「教育環境の充実」について
(1)教員の多忙化解消について
(2)学校体育館への空調設備の設置について
(3)新たな総合型放課後事業について
(4)「教育大綱」に掲げる教育理念について
(5)トイレの洋式化について
4.「魅力ある都市基盤の整備」について
(1)京阪本線連続立体交差事業について
(2)都市計画道路について
(3)新名神高速道路とそのアクセス道路について
(4)王仁公園のあり方について
(5)地域支援・自主運行型コミュニティ交通システムについて
5.「産業・観光の活性化」について
(1)観光施策について
6.「安全・安心のまちづくり」について
(1)地域防災力の底上げについて
(2)下水道事業について
7.「健康・福祉のまちづくり」について
(1)成年後見制度について
(2)障害理解と障害者の社会参加の促進について
(3)重度障害者支援の充実について
8.「行財政改革」について
(1)行財政改革プラン2020について
(2)保育所民営化について
(3)市立ひらかた病院について
(4)エフエムひらかたについて
(5)スマートシティの将来イメージを創造することについて
9.「終わりに」について
(1)感染症などさまざまな危機事象に対する取り組みについて
(2)市政運営のあり方について

 

◇堤  幸子 議員(日本共産党議員団)

1.「はじめに」について
(1)市民の暮らしの現状と「選ばれるまち」について
(2)大規模な機構改革と市民の視点について
2.「重点的に取り組む8つの分野」について
(1)SDGsの取り組みについて
(2)「子育て環境の充実」について
①子育て世帯への支援について
②子どもたちの困難課題解消への取り組みについて
③子どもの成長を支える施策について
(3)「教育環境の充実」について
①「教育大綱」について
②未来への可能性を伸ばす教育について
③中学校給食について
④支援を必要とする児童、生徒への取り組みについて
⑤教育環境の整備について
⑥学校統合について
⑦子どもの放課後について
⑧教師の多忙化解消の取り組みについて
(4)「魅力ある都市基盤の整備」について
①枚方市駅周辺再整備について
②総合文化芸術センターについて
③香里ケ丘地区の魅力創出について
④持続可能な交通の実現について
(5)「産業・観光の活性化」について
①地域課題解決と経済発展について
②観光施策とにぎわいについて
③東部地域の活性化について
(6)「安全・安心のまちづくり」について
①地域防災力と枚方市の役割について
(7)「健康・福祉のまちづくり」について
①高齢者が安心して暮らすための取り組みについて
②地域共生社会の実現について
③障害者施策について
(8)「多様な生活・社会の課題解決に取り組むまちづくり」について
①性的マイノリティーに対する支援について
②平和のための事業について
③多文化共生のまちについて
④環境問題の解決に向けた取り組みについて
(9)「行財政改革」について
①信頼される市政運営について
②職員数の適正化について
③公立保育所の民営化について
④市立図書館3分室の廃止について
3.「終わりに」について
(1)新型コロナウイルスなど危機事象への取り組みについて

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