4月は「若年層の性暴力被害予防のための月間」です。人としての尊厳を踏みにじる性犯罪・性暴力を決して許さない取り組みと被害者支援の強化を。

2021/04/01

枚方市議会議員の奥野みかです。

2021年より、4月は「若年層の性暴力被害予防のための月間」となりました。
10代・20代に対する性暴力の手口は、 SNSを利用したものなど巧妙になっているなか、性犯罪・性暴力をなくしていくための取り組みを集中的に実施していくことになりました。

性暴力は「魂の殺人」と言われます。被害の声をあげにくく、人としての尊厳を踏みにじるもので、決して許されるものではありません。被害者への支援の取り組みの充実を願います。あわせて、加害者にも、傍観者にもならない啓発の取り組みの強化も強く願います。

 

 

 

「若年層の性暴力被害予防月間」について

▶ 相談窓口「性犯罪・性暴力でお悩みの方へ」

あなたの不安に寄り添いながら支援する、相談窓口があります。同意のない性的行為の強要は、
いかなる理由・関係性であってもすべて性暴力です。プライバシーに配慮し、秘密は厳守します。安心して相談してください。

 

▶ 2021(令和3)年度「若年層の性暴力被害予防月間」実施要綱

※「趣旨」抜粋

性犯罪・性暴力は、被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼすものであることから、その根絶に向けた取組や被害者支援を強化していく必要がある。10代から20代の若年層を狙った性犯罪・性暴力は、その未熟さに付け込んだ許しがたい重大な人権侵害であり、決して許されるものではない。
政府は、令和2年6月に「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」(令和2年6月11日性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議決定)を取りまとめ、令和3年4月から、若年層の性被害に関する問題を広報啓発するのに適した毎年入学・進学時期である4月を、「若年層の性暴力被害予防のための月間」とすることとした。
このため、平成29年から毎年4月に実施してきた「AV出演強要・『JKビジネス』等被害防止月間」を発展的に継承し、これまでのAV出演強要やJKビジネスなどの問題の更なる啓発に加え、深刻化しているレイプドラッグの問題、酩酊状態に乗じた性的行為の問題、SNS利用に起因する性被害、セクシュアルハラスメント、痴漢等、若年層の様々な性暴力被害の予防啓発や性暴力被害に関する相談先の周知、周りからの声掛けの必要性などの啓発を行い、若年層が性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないことの啓発を徹底する。
4月は進学・就職等に伴い、若年層の生活環境が大きく変わり、被害に遭うリスクが高まる時期である。期間中、地方公共団体、関係団体等との連携・協力の下、若年層に対する性犯罪・性暴力の問題に関する取組を一層強化するとともに、若年層の人権尊重のための意識啓発活動や教育の充実を図るなど各種取組を集中的に実施するものである。

^