被爆74周年原水禁世界大会に向けて~核も戦争もない平和な21世紀をともにつくるために~
核も戦争もない平和な21世紀を!
子どもたちに核のない未来を!
広島・長崎に投下された原子爆弾により、多くの人々が殺され、傷ついてから74年。ヒバクシャの高齢化も進んでいます。
広島・長崎の悲劇を体験した日本であるからこそ、核兵器の廃絶、二度と戦争はしないという立場を貫いていかなければなりません。
「核と人類は共存できない」
核兵器廃絶、脱原発、ヒバクシャへの援護・連帯の実現とともに、平和と民主主義を守り、「いのちと人権」が尊重される社会をめざして、これまで原水禁運動は行われてきました。日本の平和と民主主義が危機を迎えている、そんな現在だからこそ、原水禁の運動をしっかりと進めていかなければならないと思います。
軍事利用と商業利用の別を問わず、「核社会」そのものの本質を問い、「核も戦争もない平和な21世紀」をともにつくる、そのために力を合わせていきましょう!
原水禁枚方地区実行委員会として、7月24日には平和行進を、25日には核兵器廃絶を求める署名活動&カンパ活動を行いました。8月4日~6日には、被爆74周年原水禁世界大会広島大会には17名が派遣されます。私もその派遣団の一員として、今年、広島大会に参加します。
さて、7月27日、市人権政策室主催の平和映画会で「夕凪の街 桜の国」を見ました。
「原爆は落ちたんじゃなくて、落とされたんだよ。」
「原爆を落とした人は、私を見てまたひとり殺せたって思うんかな。」
「忘れんとってや、うちらのことを。長生きしいや。」
「生きとってくれてありがとう。」
「夕凪の街 桜の国」は、こうの史代さんの作品の映画化です。この映画に対するさまざまな意見を受けてその後に描かれた「この世界の片隅に」の主な舞台は呉で、原爆を中心とした物語ではありませんが、この映画は、上京して、広島・長崎出身者以外の多くの人が原爆のことをほとんど知らないという事実の前に、「平和について考え伝えていくことを遠慮している場合でない。原爆も戦争も経験しなくとも、それぞれの土地のそれぞれの時代の言葉で、平和について考え、伝えてゆかねばならない!」と、原爆を中心テーマにつくられた作品とのこと。「夕凪の街」と「桜の国」の二部からなる物語で、1955年・1987年・2004年のそれぞれの時代で、戦後も続く被爆者の病苦や被爆二世への差別などが描かれていました。
原爆が人類に、私たちの日常生活にもたらした大きな傷跡を決して忘れず、しっかりと引き継いでいかなければいけない。そして、戦争も核も絶対に許してはいけない。そんな思いを強くしました。