10月13日、汗ばむほどの秋晴れの下、意賀美神社の秋祭り~五穀豊穣を祈願する四町会によるふとん太鼓の巡行が行われました。

2024/10/13

枚方市議会議員の奥野みかです。

最高気温は30度近くになるなど、汗ばむほどの秋晴れのもと、10月13日(日)、意賀美(おかみ)神社の秋祭り~五穀豊穣を祈願するふとん太鼓巡行が行われました。

コロナ禍もあり、4年ぶりの開催となった昨年、午後からは雨に見舞われ、いろいろと大変であったと聞きますが、本日は、お天気も申し分のない秋晴れ。多くの条件に恵まれました。(ドジャーズも勝利しましたし…。)

 


 

意賀美(おかみ)神社の秋祭り~五穀豊穣を祈願する四町会(岡本町・岡東町・新町・三矢町)のふとん太鼓巡行は、江戸(元禄)時代より300年以上続くお祭りで、私たちのまち枚方の誇れる伝統文化です。意賀美神社の秋祭りは10月15日で、その日に各町から氏神さんの意賀美神社まで練り歩くふとん太鼓の奉納が行われていたようですが、最近は(2004(平成16)年頃から)、10月の第2日曜日(15日が日曜日の時は15日)に枚方宿地区を練り歩く枚方の伝統的なお祭りとして開催されています。

写真は、岡東町の出発式です。

出発式では、みこしの担ぎ方、お囃子との合わせ方、人の配置の方法、巡行スケジュール等の説明が行われていました。初めての担ぎ手の方も安心ですね。

午前9時過ぎ、祭囃子と太鼓のリズムに合わせ、威勢のよい掛け声とともにふとん太鼓は各町を出発。それぞれ、京阪枚方市駅前ロータリーへ向かいます。

 

「ふとん太鼓」とは、朱色の布団を5枚重ねた形のみこし(高さ約4m、重さ約1トン)のことで、枚方では約300年前の江戸時代に始まったようです。現在は、伝統を受け継ぐ四町(岡本町、岡東町、新町、三矢町)が枚方宿地区周辺を勇壮に練り歩きます。

右はTサイト、中央はステーションヒル、左は京阪枚方市駅です。

岡東町のおみこしは、岡東中央公園(ニッペパーク岡東中央)横からバス通りへと練り歩き。

 

新町のおみこしもロータリーに入ってきました。

岡本町のおみこしも入ってきました。

 

京阪枚方市駅前南口ロータリーから高架下を通って北口ロータリーを経て、ビオルネ前の信号を横断。午前11時頃、岡本町公園に四町のふとん太鼓が集合。四町(岡本町、岡東町、新町、三矢町)の中で、今年の当番町は新町となっています。

午前の最後はセレモニーでした。セレモニーの進行は、岡東町内会の橘内会長。
ここに、来賓(市長・議長)は来られていませんでしたが、中司前衆議院議員、山田府議の後に、奥野も紹介してくださり、ひとこと挨拶をさせていただきました。

 

午後は、三矢公園など、枚方公園駅に向けて旧街道沿いの練り歩きです。
旧街道沿いでは枚方宿くらわんか五六市も開催されていました。

 【10月13日(日)は五六市

 

四町の皆さん、本当にお疲れさまです。そして、素晴らしい巡行をありがとうございました。
「エーラ エーラ エラサッサ」と、本日、子どもみこしを担ぐ子どもたちが、10年、20年後にはふとん太鼓を担ぐことができるよう、一年一年、伝統が継承されていくことを願います。

 

▼10年以上前、息子が子ども神輿に乗せていただいた際にいただいた「歌詞カード」です

 

弁慶が、
東(あずま)のお国のその寺で、
七つ道具を背(せな)に負い、
五条の御橋の真ん中で、
エーラ、エーラ、エラサッサ。
牡丹に唐獅子、竹に虎、
虎追うて走るは 和藤内(わとうない)、
和藤内(わとうない)お方に知恵貸そか、
知恵の中山 清閑寺、(※誓願寺とする町もある)
清閑寺の和尚さん 坊(ぼん)さんで、
坊(ぼん)さん蛸(たこ)食うて 反吐(へど)ついて、
その手でお釈迦の顔撫でた、
お釈迦も呆れて飛んで出た、
エーラ、エーラ、エラサッサ。

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