市政報告(第18号)を発行しました。枚方市役所庁舎と枚方消防署庁舎のダブル移転のごり押し等、9月・12月の定例月議会や消防組合議会で行った質問の内容を掲載しています。
枚方市議会議員の奥野みかです。
昨年9月には、京阪枚方市駅直結の複合施設・ステーションヒル枚方の商業施設や、枚方市の行政サービスフロアがオープンし、③街区と呼ばれるこのエリアで進められている市街地再開発事業で残るのは、枚方市駅北口駅前広場の完成だけになりました。
一方、枚方市役所や旧市民会館のある④街区と、市庁舎分館や旧北河内府民センターのある⑤街区をどのように再整備するのかについては、市の計画に対して市議会・市民からの疑問や反対の声も多く、市が説明責任を果たすことができなかったことから合意を得るに至らず、具体化は進んでいません。
枚方市駅周辺の④街区、⑤街区にある多くの公共施設は、老朽化が進み、耐震性能にも課題があり、市民生活の安全・安心のため必須の公共サービスの拡充や、大規模災害への備えを確実にするためにも速やかな更新が必要です。このことが、枚方市駅周辺の再整備を進めなければならない最も重要なポイントなのです。民間開発誘導志向で、経済波及効果や賑わい創出などにやっきになり、まちづくりの方向性を見誤ってはいけないと考えています。
私は、皆さまからお預かりした税金は、暮らしの安全・安心のための施策に優先的に使うべきだと考えています。市は市民の皆さんと「対話」を重ねながら適切な選択を行い、その選択や事業の実施理由については、しっかりと説明する責任もあると考えています。
まずは、暮らしの安全・安心。今号では、9月・12月の議会で取り上げた質問など、枚方市役所と枚方消防署のダブル移転のごり押しに含まれる問題を中心に報告しています。お読みいただき、ご意見・ご感想などをお寄せいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
(※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。全体はこちら。)
市政報告 OKUNO MIKA REPORT(Vol.18) 2025年 春号
なぜ、枚方市駅周辺の再整備を進めなければならないのか ~まずは暮らしの安全・安心~
現在と将来の市民のためになる判断を~ダブル移転のごり押しにNO‼ ~12月消防組合議会~
奥野みかの一般質問(9月・12月) ~議会質問・要望のポイント~
■市役所庁舎 劣化が進む危険建築物の一刻も早い解体・撤去を~④街区の「防災公園」に隣接して再整備を~
(12月定例月議会:枚方市駅周辺の④・⑤街区の再整備について)
■枚方消防署 隣接の公有地等を活用し、早急な建て替え検討を~遠隔地移転ではなく隣接地で整備を~
(12月定例月議会:枚方消防署の移転建て替えについて)
(9月定例月議会:市駅周辺における防災対策の推進について)
教えて 市駅周辺再整備Q&A
■広大な市有地を手放して、民間に開発を委ねる(民間活力の導入)ことで、まちの魅力は高まるのでしょうか。
■枚方市駅周辺にさらに商業施設を増やして、本当に活性化するのでしょうか。
■老朽化した危険建築物が増えていますが、市役所新庁舎はいつできるのですか。
■DXが進み、行かなくていい市役所になることが本当に望ましいのでしょうか。
決算特別委員会(10月)~さまざまなズルズル・ダラダラ・グダグダに意見~
■学校施設整備(9月議会)
■留守家庭児童会室の施設整備(9月議会)
すべての人々が、「今」を輝いて生きていける社会をつくる
多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、お互いさまに支え合える、住みたいまち、住み続けたいまち、そんな枚方を皆さんとともにつくっていくため、目の前の課題解決に向け、これからも、一歩一歩、進んでいきたいと思っています。引き続き、皆さまのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、市政報告が届いていない、住所を変更した、あて名が異なる、また「私にも届けてほしい」というご意見等がありましたら、ご連絡いただければと思います。
【参考】
9月定例月議会(一般質問)
1.学校教育における安全・安心の確保について
(1)学校施設の安全・安心な教育環境について
12月定例月議会(一般質問)
枚方寝屋川消防組合議会(12月)
決算特別委員会(10月)