12月15日、「こどもを核としたまちづくり」を掲げる明石市のこども総合支援の取り組みについて、明石こどもセンター副所長の永富秀幸さんからお話を聞かせていただきました。
子どもの未来は社会の未来!
市ができることは「あれもこれも」すべてやる!
すべてのこどもたちの健やかな育ちを地域みんなで本気で応援することで地域も元気になる!
12月15日、関西子どもの権利条約フォーラム2019に参加し、「明石市のこども総合支援の取組について~こどもを核としたまちづくり~」をテーマに、明石こどもセンター副所長の永富秀幸さんのお話を聞かせていただきました。連続講座「子ども条例の活かし方」の第2回。
永富副所長からは、「すべてのこどもたちを、まちのみんなで、こども目線で、本気で応援」を基本理念とする明石市のこども総合支援の取り組みと、横須賀市・金沢市に続いて、今年4月、中核市としては3番目に設置したという児童相談所の取り組みのお話がありました。
来年度から検討している子育て経験者によるオムツの宅配事業については、マスコミの報道の方が予算措置より先行してしまいまして…、等という話もありましたが、「あれもこれもすべてやる」とセーフティネットの確立のため、面会交流や養育費確保などの離婚前後のこども支援、児童扶養手当の毎月支給、戸籍のない子どもへの支援、あかし版こども食堂、里親100%プロジェクト、児童相談所の設置等々、報道されている明石市についての話題をあげればきりがありません。
基礎自治体の児童相談所だからこそできる!と、「漏れなく」「最適な支援を」「迅速に」取り組まれるのも、明確な市のビジョンに支えられてのものでしょう。
子育て層が大幅に増加している明石市では、待機児童が増えているとの報告もありましたが、保育所整備については、この5年間で5,700人の受入増を行い、少人数30人学級については小1からの段階的実施を、明石駅前には「こども図書館」を新設など、子育て環境の充実にも努めておられます。
第2子以降の保育料の無料化、中学3年生までの医療費の助成など、子育て支援として枚方市も同様の取り組みを進めているのですが、その一方で、公的支援が必要なひとり親世帯への上下水道料金の福祉減免の見直しを検討しているという現状です。
「すべてのこどもたちを、まちのみんなで、こども目線で、本気で応援」
明石市の示す明確なビジョンに学ばなければと改めて感じています。