いまこそ、政治をともに変えよう。いのちと暮らしを守り抜くために。大阪11区では平野博文候補を再び国会へ。

2021/10/30

枚方市議会議員の奥野みかです。

10月19日に公示された衆議院議員選挙。選挙戦の最終日、今日10月30日の16時から、枚方市駅南口ロータリーで平野博文候補の街頭演説会が行われました。
地元支援者の皆さん、連合の皆さん、地元の議員など、平野博文候補を支え、再び平野博文候補を国会へと願う皆さんが結集する中で、平野博文候補は、熱い熱い思い、そして決意を訴えられました。

コロナから、いのちと暮らしを守り抜く。
抜本的に医療体制を強化し、医療崩壊を二度と起こさない。
無料で・誰でも・いつでもの検査体制を整備する。
公立病院・保健所の統廃合を抜本的に見直すとともに、DMATなどを含め感染症や災害など、危機に際して医療を確保する仕組みを増強・再構築し、「次」に備える。
消費減税・所得税減税で、コロナで傷んだ暮らしを経済を支える。
分厚い中間層の復活で成長を取り戻す。
人々への投資で未来を拓く。

平野博文候補は、これまで7期25年間、私たちの声を国会に届けてきてくれました。
現在、立憲民主党の代表代行、そして選対委員長として全国を駆け回りながら迎えた衆議院選挙でした。
まっとうな政治を取り戻すため、「変えよう」と、力強く訴える平野博文候補を、必ず、私たちの手で国会へ。

 


厳しい選挙戦です。

皆さん、お一人お一人の投票行動が、政治を変えることにつながります。
政権のおごり、そしてゆるみを決して許してはいけない。この選挙で「評価」してください。
投票は、皆さんの「評価」でもあります。是非、投票に行ってください。そして、皆さんの大切な1票で、いまの政治を「評価」してください。

 


 

立憲民主党の枝野幸男代表は、「私には明確なビジョンがあります。けれど、私には変える力はない。社会を変える力を持っているのは、有権者の皆さんです。一握りの人だけが豊かになる政治を続けるのかどうか。政権選択の選挙、明日の10月31日。日本の社会を変えるのはあなたです。新しい歴史の扉を開こう!」と訴えています。

「政治に、私たちは見えていますか。」コロナ禍で、ある学生から投げかけられました。
あなたの暮らしの不安や不満は、自己責任ではない。政治の責任です。
私たちはこの秋、政治を変える決意です。どうか、この国をあきらめないでほしい。
政治はあなたを見捨てない。さまざまな立場のあなたに向けて109のメッセージ送ります。【枝野幸男】

▶ https://change2021.cdp-japan.jp/100movie/index.html

 

 


 

この選挙期間中、平野博文候補の応援の演説をする中で、私が皆さんに訴えてきた内容のまとめを以下に記します。時間の制約もあり、一部しかお伝えできていないこともありますので、改めてご覧いただければと思います。

【枚方市のコロナ対策、議論されないままの提案⁉】

議員になってからの2年半のうちの1年10か月ほどは、枚方市においても、議会にさまざまなコロナ対策が提案されてきました。
国施策がおりてきた、1人10万円の特別給付金の取り組みでは、枚方市においては予算400億円、枚方市の年間財政規模の3分の1強に相当する予算の執行もありました。
新型コロナワクチン接種についても、今月18日現在で、対象者の68.2%、高齢者は90.9%が2回接種を終えたというのが枚方市の現状です。電話が全然つながらないとか、予約システムに入れないとか、システムが使えないとか、予約時のトラブルはありましたが、何とか、大きなトラブルはなく、進めてきているという状況かと思います。まだまだ若者の接種は4割程度という状況ですが、2回目を終え、約8か月経過された方から順次3回目接種の案内を行っていくということになっていますが、具体的な接種方法は、国からの通知を待っているという状況です。

国からの特別交付金という形で、それぞれの自治体の実情に応じてコロナ対策を行う取り組みでは、さまざまな感染予防対策や検査の充実にも使われていますが、額の大きなものでは、昨年度の1人3,000円を配布したクーポン券事業(コロナ対策実施店舗応援クーポン券事業)や、今年度のプレミアム商品券事業、ひらパーとの連携事業など、事業効果が怪しいものも少なくありません。何より、問題なのは、スピード感重視のあまり、行政内部でしっかりと議論されないまま事業となっていることかと思います。
さまざまな行政の施策は、市役所職員のこれまでの経験知と専門的な知識の中で、しっかりともんでいかなければならないのですが、実は、枚方においても、維新の伏見市政の現状は、そんな状態なんです。

枚方市の財政は、令和2年度一般会計の実質収支で17億円の黒字で、市の貯金である財政調整基金も100億円程度の残高と報告されていますが、実は、増え続ける借金に備えるための減債基金への積立てや、老朽化する公共施設の保全のための施設整備保全基金への積立ては十分に行われず、また、本当に必要な施策が見送られている結果なんです。行財政改革により、人件費も削減できたということですが、枚方市においても、どれだけ正職員が減らされ、非正規の職員が増えているか。行政のムダをなくし、民にできることは民にという掛け声で進められた行財政改革のもたらした結果は、人材の枯渇で、行政の専門性や政策立案能力の低下、説明責任の軽視、危機管理能力の低下という、公的な能力や体制の劣化でしかなかったわけです。

【大阪維新の会 吉村知事の人気はすごい。でも、大阪府の新型コロナ対策って大丈夫なの⁉】

大阪維新の会、吉村知事はコロナと闘う姿をテレビでアピールし、この総選挙については、「大阪から政治を変える」と、安部・菅政権の古臭いところに批判的で、人気は高いのですが、日本維新の会、国政の場においては、政権に是々非々ではなく、是々是々、ちょっとだけ非、です。
大阪のコロナ対策にしても、数字でいえば、人口10万人あたりの死者は東京都の1.55倍、感染した人の中で死んだ人の比率は東京都の1.81倍で、市民の生命を守ることが政府の最大の使命だとしたら、大阪府、特に大阪市の新型コロナ対策は胸を張れるものではないわけです。
(10月24日時点での大阪府の新型コロナの感染者数は202,183人、死者数は3,040人。死者の対感染者比率は1.5%、人口10万人あたりの死者数は34.5人で、東京都は感染者数377,418人、死者数は3,117人。死者の対感染者比率は0.83%、人口10万人あたりの死者数は22.2人)

【きっちりとした国であるとは思えない】

「日本はきっちりとした国だと思っていたら、いつの間にかこんなにいい加減な国になっていたんだなぁと思った。」そんな声を聞きます。

国政に目を向ければ、隠す、ごまかす、そして、改ざんまでする。森友学園問題では、行政文書を無理矢理改ざんさせて、関与した職員が自ら命を絶つという事態が発生、桜を見る会では、首相が税金で地元後援会向けの活動をやっていたことが明らかになりました。「政治とカネ」の問題もたくさん出てきました。
国民の大切な財産である公文書を改ざんして、政権に「忖度する」、こんな政治を許していいのでしょうか。
森友学園・加計学園・桜を見る会。政治に対する信頼がこれほど失われた4年間はなかったし、それを決定的にしたのがコロナ対策であったと思います。
政治に無関心であっても、無関係であることはできないのです。
政治は皆さん、お一人お一人の生活につながっています。

【コロナ対策~アベノマスク、自宅療養、自粛要請】

第1波、第2波、第3波、第4波、第5波と、感染拡大の波を重ねながら、政治がいかに頼りにならないかを、皆さん、ヒシヒシと感じられたのではないでしょうか。
コロナ禍のもと、結局、誰が苦しんだのでしょうか。
コロナ禍では、必要な人に医療が届かず、苦しい人に支援が届かず、国民のいのちと暮らしを脅かしてきました。
国の安全を守ることについて勇ましいことを言ってきた安倍内閣がやったコロナ対策は何だったのでしょうか。
1世帯に2枚ずつのマスク、「アベノマスク」を配り、突然の一斉休校をしたことです。
皆さん、この布マスク、使われた方、おられますか。
感染予防効果はない、と今では誰もが普通に言える役に立たないものですが、その時は、このマスクがまだ届かない、いつ届くんだと話題になっていました。同じ頃、不織布のマスクを洗って繰り返し使っていましたが、「アベノマスク」、洗ったらさらに小さくなったわという話もありました。
新型コロナウイルス対策として、国が福祉施設や妊婦、また、全世帯に配布(通称:アベノマスク)した布マスクについて会計検査院が調査したところ、総額500億円を超えて調達した計約2億8,000枚の布マスクの約3割、約8,200万枚(福祉施設用約7,800万枚、「アベノアスク」約400万枚)、約115億円分が、今年3月時点で倉庫に保管されたままであるというではありませんか。倉庫での保管費用は、これまでで約6億円で、今年度、さらに数億円かかるということです。「保管費はかかるが、税金で購入しているので簡単に捨てられない」と。

菅政権では、凄まじい第5波の感染拡大時に、オリンピックを開催し、医療逼迫に打つ手がないので、重症じゃないと入院させず、「自宅療養」を原則にしてしまいました。
自宅療養は自宅への放置となり、この日本で、ちゃんとした医療を受けることができず、ひとりで亡くなられた人が少なからずいたわけです。命は自分で守るしかないのか。怒りと悲しみでいっぱいになります。この国はいつからこんなことになってしまったのか。そう思わざるを得ません。
「自宅療養」も、また「自粛要請」も政治の責任をごまかす言葉になっているのではないでしょうか。

【新自由主義の行き詰まり】

新自由主義の競争原理のもと、行き過ぎた「自己責任」感覚が植え付けられ、さて、いま、どんな世の中になっているのでしょうか。
非正規労働がどんどん増え、1990年(20.2%)から2020年(37.2%)の30年間で、非正規労働者の数は約2倍に増えています。(2020年の年収ベースでは、正規で働く方の平均年収が496万円であるのに対し、非正規で働く方の平均年収は176万円。)
日本の賃金は1990年の406万円が2020年に424万円とプラス18万円、ほとんど増えていない。お隣の韓国では222万円のアップ、アメリカでは246万円のアップと言われる中、全く増えていないわけです。
しかしながら、社会保障費の負担は上昇していますので、家計の中で自由に使えるお金=可処分所得は全く増えないどころか、減っているわけです。
その一方で、金融資産を持っている人はどんどんお金を儲けて、経済格差は広がっています。
今朝の番組で、個人金融資産は、1年に130兆円ほど増え、2020年で1,992兆円と報道されていました。持つ者と持たざる者との格差は本当に大きくなっています。企業の内部留保も増えています。
そして、そんな深刻な格差や貧困は子どもたちに引き継がれ、背負わされていくわけです。
子どもたちの世界って、大人たちが背負っているものがそのまま下りてくるんです。大人の不安が解消されないと子どもは救われません。精神的に疲れた子どもが増え、さまざまな理由で不安定な子どもがあふれています。学校に登校することできない子どもが増え、子どもたちの自殺の報告が増えています。

【新しい資本主義をつくるって⁉】

岸田さん、総裁選挙の時は良いことを言ってました。
「すべての国民が等しく成長の果実を享受できる新しい資本主義をつくる。」
「新自由主義と決別し、成長と分配が両立する新しい資本主義に転換する。」
格差の是正や分配重視の具体策として掲げた「金融所得課税の強化」は、「当面は触らない」と先送りになってしまっています。
安倍さんたちに締めつけられて、どんどん言っていることが変わっていきました。
自民党だから、そうなりますよね。
アベノミクス、「政治とカネ」、公文書の改ざんなど、長期にわたった安部・菅政権の一強体制のもとで生じた「ひずみ」、その「負の遺産」に対しても、何ら具体策を語ることができず、受け流しています。
話を聞くのが得意と言い、「民主主義の危機」からの脱却と言い、めざすのは「信頼と共感を得られる政治」なんて掲げていましたが、疑惑や疑念の解消に向き合う姿勢は残念ながらうかがえません。森友・加計・桜を見る会(モリ・カケ・サクラ)の「負の遺産」を清算する意思も意欲も全く感じられません。
自民党のままでは変われない、変わらないんです。

【選挙はいまの政治に対する評価です!】

衆議院選挙は「政権を選択」する極めて重要な選挙であると言われています。
とはいっても、今、目の前でたたかわれる選挙は、枚方・交野地区、大阪11区であれば、候補者3人のうちの誰に票を入れてもらうのか、誰にこの地域の声を託すのか、比例区ではどの党に票を入れてもらうのかという選挙です。
有権者の皆さんに考えていただきたいのは、票を入れるというのは、これまでの政策、政権運営に「合格です」「これからもまかせます」という意思表示、評価だということなんです。
選挙の結果はどうなるかわかりません。でも、こんなことに信任の〇印投票をして、本当に良いのでしょうか?
だとしたら、自民の候補、維新の候補には票は入れられないですよね。
多様性を認め合い、お互いさまで支え合える、そんな社会を実現していただきたい。
多様性を誇りに、分かち合うことを力に、支え合うことを安心に、まっとうな政治を、ともに実現しようではありませんか。
誰一人取り残さない、取り残されない、そんな社会を実現していただきたい。
立憲主義を軸に、平和を希求し、いのちと暮らしを守る社会の実現と公共サービスの拡充をめざして、最後の最後まで、ともにたたかいましょう。

変えよう。ともに変えていきましょう。
変えるのは皆さんお一人お一人で、皆さんお一人お一人の票のチカラにお頼りすることしかできません。
皆さんのお力で、何とかこの枚方・交野から平野博文候補を再び国会に戻していただきたいと、切に切にお願いをさせていただきたい。どうぞよろしくお願いいたします。

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