今、このまちで暮らしている人たちの想いに応えるまちづくりを進めたい
枚方は、私が生まれ、育ち、遊び、学び、働き、子育てをしてきたかけがえのないまちです。たくさんの人たちとのつながりのなかで、日々の生活を送ってきました。
そんな枚方においても、少子化・高齢化等による人口減少が予測される中、「都市間の競争に勝って、選ばれるまちにする」とか、「子育て支援を充実して人口増を図る」などということが、しきりに言われ始めました。
しかし、私には何か違和感があります。順番が違うのではないかと。「まちづくり」は、他のまちに勝つために行うものですか?子育ての支援は、人口を増やすために行うものですか?
大切なことは、このまちで暮らしているさまざまな人たちの違いを認めつつ、お互いさまに支え合えることができるまちにすることです。
将来の枚方の姿を見据え、今、みんなが安心して、元気に暮らせる環境や仕組みの整ったまちを、ともにつくっていくことだと思います。その結果として、人は住み続けることができるし、このまちを選んで新しく移り住む人も増えるのではないでしょうか。
私は、今、このまちで暮らしている人たちの願いや想いに応えるまちづくりを進め、結果として多くの人たちに選ばれ、住んで良かったと誇ることのできる「ふるさと枚方」をともにつくっていきたいと考えています。
いま、枚方市に大切なことは何か
今、日本では、長く続く新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナへの軍事進攻とともに、エネルギーや資材コストをはじめとする物価の上昇、そして実質賃金の切り下げなどにより、大変厳しい社会・経済状況にあります。また、枚方市における人口減少も確実に進行しています。
そこで、まずは今、このまちで暮らしている人たちの暮らしの安全・安心をしっかり支えるとともに、50年先、100年先を見据えて、持続可能なまちづくりを進めなくてはなりません。そして、市民の皆さまからお預かりする税等は、大切に、「賢く」使わなければならないと考えています。
しかし、現在の市政は、枚方市役所周辺の広くて貴重な市有財産を売却して民間開発事業者にタワーマンション建設等の開発をさせ、さらに数百億円もの巨費を投じて、疑問だらけの事業を行おうとしています。
私は、今後も市民目線での判断を大切に、良識ある堅実な市政運営を求めてまいります。