【代表談話】戦後 80 年の節目を迎える憲法記念日にあたって

2025/05/03

2025年5月3日

【代表談話】戦後 80 年の節目を迎える憲法記念日にあたって

立憲民主党代表  野田佳彦

第二次世界大戦が終わり、日本国民は「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し」て日本国憲法が制定されました。

戦後日本の平和と民主主義、人権保障の発展に日本国憲法が大きく寄与してきたものと、高く評価いたします。

現在でも世界では紛争が絶えず、憲法が理想とした国際社会は実現されていません。
今日の少数意見が明日の多数意見となるかもしれないという民主主義社会にとって、表現の自由の重要性は強調されなければなりませんが、近年急速に発展した SNS の言論空間は、差別や分断をあおり、民主主義の脅威にもなっています。

このような現状を憂うるだけでなく、その解決のための英知を競い合うのが政治の役割です。戦後今日に至る歩みも、決して平たんなものではありませんでした。しかし、平和を希求し、権力の行使を統制し、個人の尊厳を確保するという憲法の価値を具現化する歩みは恒常的に続けなければなりません。そして、この歩みにゴールはありません。

立憲民主党は、権力の行使を抑制し、人権保障を確実にするという立憲主義の精神にのっとった政治、まっとうな政治を創っていきます。

 

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