「そうか、SDGsって、憲法やったんや! 」~9月4日、大阪弁護士会のシンポジウムに参加しました。
枚方市議会議員の奥野みかです。
9月4日の午後は、「そうか、SDGsって、憲法やったんや! 弁護士会もこんなんやってます!」にオンライン参加しました。大阪弁護士会主催のシンポジウムです。
SDGsの理念は「誰ひとり取り残さない(No one will be left behind)」。そして、17の目標が掲げられています。
最初の基調講演「①みんなで話そっ!”SDGs””日本国憲法”」からとっても面白かったです。
SDGsは、日本国憲法が掲げる基本的人権や平和、環境権等々の理念と通じてると、「憲法×SDGs」のユニークな考察からのスタートでした。
日本国憲法の前文とSDGsの前文を比較して、憲法前文の「恒久の平和」は、SDGsの前文では「普遍的な平和」とある。憲法前文の「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会~」は、SDGsの前文の「人類を貧困の恐怖及び欠乏の専制から解き放ち、地球を癒し安全にすることを決意している。~」に通じる。憲法前文の「全世界の国民がひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。~」は、SDGsの前文の「我々はこの共同の旅路に乗り出すにあたり、誰一人取り残さないことを誓う。」に通じる。前文の比較、感心しました。この気づきを拡散していきたいです。
さらに、SDGsの17の目標の1つ1つが憲法条文とも連動しているんですよ、との説明もありました。
例えば、1の「貧困をなくそう」、2の「飢餓をゼロに」、3の「すべての人に健康と福祉を」は、憲法の前文と第25条に連動している。5の「ジェンダー平等を実現しよう」は、第14条と第24条とか。
続いて、「②コロナ禍があぶり出す生存権の危機」「③環境問題からSDGsを考える」「④知ってほしい!ビジネスと人権」とのテーマでの報告がありました。
SDGsについて、また違う観点から考えることができ、とてもよかったです。
▶ 大阪弁護士会のSDGsの取り組みについて
(①の基調講演関連。17の目標のアイコンをクリックするとそれぞれの取り組みが表示されて、とってもわかりやすいです!)
▶ いのちのとりで裁判全国アクション
(②の講座関連)
▶ 加太・友ヶ島環境戦略研究会
(③の講座関連)
▶ ビジネスと人権
(④の講座関連)