9月14日、ひきこもりや不登校の子ども・若者の自分らしい自立に向けて~子ども・若者支援のための市民講座に参加しました。
9月14日、ひきこもりや不登校の子ども・若者の自分らしい自立に向けて~子ども・若者支援のための市民講座に参加しました。
第1部は、NPO法人淡路プラッツ・精神保健福祉士の藤村泰王さんのお話。「自分らしい自立へのステップ~ひきこもり支援の現場から」
第2部は、枚方市での相談・支援の窓口の紹介。枚方市ひきこもり等子ども・若者相談支援センター、あおい教育支援グループ、北河内地域若者サポートステーション、枚方市自立相談支援センター、枚方市不登校ひきこもり家族会連絡会の5つの支援の現場の皆さんのお話。
そして、中学2年から不登校で卒業し高校には進学していない17歳女性、高校時代に登校しづらい状況であったが卒業後大学に進み、一人での就職活動に苦労しながらも就職したものの人間関係に難しさを感じ3か月で退職した20代男性、長くひきこもり状態で今後の生活に不安を持つ40代男性。
そんな3つの事例をあげて、それぞれの窓口に相談に来られたらどのように受け止められますか(相談に乗られますか)との質問にそれぞれの窓口でできることを応えてくださいました。そして、できないことがあればより適当な支援機関に寄り添いながらつないでいくという回答であったと思います。
ひきこもりや不登校、ニート等、子どもたち・若者たち、それぞれの現状には、さまざまな経過や背景があり、ご本人やその家族だけでは、ご本人にとってのよい方向を見い出すことが難しいことも少なくありません。
ご本人からも家族からも、ヘルプを求めていいんだよ、一緒に考えてと言っていいんだよ。そんな声を受け止めてくれる人がいるし、場所があるので、どうぞ孤立しないで。まずはどこかにつながって。そこから寄り添いながらつないでいくから。
「ひとりで背負わず、みんなで一緒に考えませんか」
そんなメッセージをしっかりと伝えてくれた講座であったと思います。
枚方市には、相談・支援機関でつくるネットワーク(枚方市子ども・若者支援地域協議会)もあり、ご本人や家族にとって必要な支援が届けられるよう、日頃から顔の見える関係づくりに努めておられるとのことなので、困りごとには連携して考えてくれるんだと思います。
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私は、8050問題への対応について、6月の議会で質問しました。
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さまざまな関係者が連携して、まずご家族・ご本人との関わりを持つことが最も重要で、その後も、関係部署がしっかりと連携して息長く寄り添いながら、抱えておられる課題を一つひとつ解決していくための取り組みを進めていくこと、孤立してしまわないようSOSに気づき、つなぎ、寄り添いながら支えることが必要であると要望しました。地道で時間がかかるけれども、こうした最も大切な取り組みが枚方市においては進められている状況かと思いますので、さらに充実されることを願っています。