新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、基本的な予防策を確実に。

2020/03/07

小中学校が臨時休校となって1週間。
枚方市では、留守家庭児童会室は、3月2日の8時から開室。長期休業中と同じ構えで入室児童を受け入れる体制をとられています。自宅や他の場所での待機を選択している児童もいるためか、昨年同時期、また他の長期休業中(今年7月)に比べると登室率は少し低いようですが、とてもではないけど国が求めてきた濃厚接触を回避できるだけのスペースが確保できているとは思えません…。
3月3日からは「臨時的な児童・生徒の居場所」も開設され、小学校1~3年生や支援学級の児童・生徒の受け入れも行われています。利用は少しずつ伸びているようです。
保育所や幼稚園などの既存の保育サービスは継続して実施されています。

私たち大人もですが、子どもたち、2020年3月をどのように振り返ることになるのか。
いまある環境の中で、現状を踏まえて見直しを行いながら、適切な選択ができることを願います。

大阪においても感染は拡大してきていますが、いま明らかになった感染は2週間前の接触。そう考えると、どこにでも感染の可能性はあるわけですから、手洗い・うがい等々、できる予防をきちんとしていくことが一番大切だと思います。

さて、3月6日に開催された議会は、多くの議案があり夕刻までとなりましたが、2時間に一回程度、議場の換気も行われました。初めて…だと思います。
新型コロナウイルス対策として、国でも新たな休業補償制度が創設されているところですが、枚方市においても、やむなく休業を要するひとり親等世帯を対象に本市独自の休業手当金を支給する制度により経済的な支援を行えるよう、補正予算が可決されたところです。

刻一刻と情勢は変わっていますが、枚方市のホームページも日々更新されています。新型コロナウイルス感染症の状況、行政サービスや行事等の実施状況、公共施設等の状況等、確認していただければと思います。ホームページをご覧になれないまわりの方々に情報をお伝えいただくことも有効ではないかと思います。

 


 

◇新型コロナウイルス厚生労働省対策本部クラスター対策班が分析した内容に基づき、専門家会議において検討した結果をまとめた見解(2020年3月2日)より引用

 

感染を急速に収束の方向に向かわせるためには、人と人との接触を最大限に避けることが必須です。これを、いま集中して実施すべきです。
もし、こうした対策が行われず、人々が何も行動を変化させない場合、感染者数が急増し(赤い上昇線)、一定の潜伏期間後に発症者数も急増することが予想されます(青い上昇線)。その一部の方々は、重症化する可能性があります。こうした事態に至ると、多くの人々に健康被害をもたらすほか、医療提供体制に甚大な悪影響を及ぼす事態を招きます。
しかし、現時点で、人々が急速な感染拡大を抑制するために適切な行動へ切り替えれば、新規の感染者数は急速に減少していくと見込まれます(赤い点線)。これがうまくいけば、今後、患者数が急激に増えることはありません(青い点線)。ただし、潜伏期間があるため、患者数の減少が確認できるまでにはタイムラグがありますので、人々の行動が大きく変わってから2週間ほど経過しないと、その効果を評価することはできません。
なお、感染症のなかには、大多数の人々が感染することによって、感染の連鎖が断ち切られ、感染していない人を保護する仕組みが機能できるものもあります(集団免疫の獲得)。しかし、現在の感染状況は集団免疫を期待できるレベルではありません。
また、一度感染した人が再び感染するかどうかは、まだわかっていません。

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