禁野小学校新校舎整備事業。新校舎の実施設計のとりまとめが完了し、7月より、いよいよ建設工事が始まります。(教育子育て委員協議会報告②)

2024/06/03

枚方市議会議員の奥野みかです。

6月3日に開催された教育子育て委員協議会の報告②です。

(2)枚方市立禁野小学校新校舎整備事業の進捗状況について[施設整備課、新しい学校推進課]

旧高陵小学校と旧中宮北小学校の学校統合に伴い、新校舎を建設する禁野小学校新校舎整備事業について、2022年6月10日に前田組・浦辺設計共同企業体(JV)と契約締結し、設計施工一括型デザインビルド(DB)方式により事業を進めており、2023年6月に基本設計のとりまとめが完了。その後、2024年2月に文化財本調査も完了、5月に新校舎の実施設計のとりまとめも完了し、2024年7月より建設工事に着手することから、進捗状況等について報告するもの。

◇今後の取組(予定)

2024年
6月16日 建設工事等にかかる説明会 開催
7月1日 新校舎建設工事着手
2026 年
7月 新校舎建設工事完了
8月 夏休み中に新校舎に引越し、2学期から授業開始

◇事業費・財源及びコスト

《事業費》 設計・工事費(契約金額) 3,385,800千円
《財源》 国庫補助金 1,270,241千円
(内訳)
・学校施設環境改善交付金 (文科省): 15,716千円
・公立学校施設整備費負担金(文科省): 1,254,525千円

※交付金は事業費の1/3、負担金は事業費の1/2の助成となる。事業費総額(契約金額) 3,385,800千円に変更はないが、交付金該当で申請していた事業の一部が負担金該当事業であるとの技術的助言を受け(大阪府)、申請を組み替えたこと、また、交付金該当事業を追加で見いだせたことにより、2023年6月の国庫補助金見込み額_約563,000千円を1,270,241千円の見込み額に変更している。ただし、負担金は国の予算の範囲において決定されるリスクはあるとのこと。

【参考】(2023年6月資料「禁野小学校の現況について」より抜粋)

《事業費》 設計・工事費(契約金額) 3,385,800千円
《財源》 国庫補助金 約563,000千円
(内訳)
・学校施設環境改善交付金 (文科省): 約419,000千円
・公立学校施設整備費負担金(文科省): 約144,000千円

※説明会の開催日(6月16日)に合わせて、説明会資料等(説明会配布資料、完成イメージVR動画)が公開されます。上の図内のQRコードからVR動画の視聴画面にリンクできます。
→https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000050251.html

奥野の意見

体育館の下になる1階特別室等において、体育館での活動による振動等は問題にならないのか、懸念されます。避難所にもなる学校体育館が校舎2階に位置することになるため、EVの位置等も含め、地域住民にしっかりと周知していただきたいと思います。
また、禁野小学校は、プール施設のない初めての学校施設となります。開校までには、本市教育委員会として、学校水泳授業をどう展開するのかについての整理を行うべきであると考えています。
普通教室(クラスルーム)、多目的教室、OS(オープンスペース)、MFS(マルチファンクションコア)等を「学年ユニット」として有効に使えるよう期待しています。子どもたちの活用できる多様な場所が増えるのはよいことですが、目の届かない場所とならないよう、確認をお願いします。

他の委員の質問

・「留守家庭児童会室兼多目的室」となっている。留守家庭児童会室は専用室ではないのか。
→「多目的室兼校内ルポ」「多目的室兼オープンスクエア」も含め、兼用で、タイムシェアリングを想定している。
・学校図書館について、市民も活用するのか。児童の本が不足することはないか。司書の活用について。
→学校での地域コミュニティ活動も想定し、動線を分けている。児童の図書は確保できるようにする。
・災害対応の共有を図っていただきたい。避難所となる学校体育館は校舎2階である。EVはストレッチャーでも利用できるものであるならば、周知徹底をお願いする。「救助袋落下地点」とは何か。
→「避難シューター」の着地点とのこと。
・環境教育の一環として、木材活用の周知などを図られたい。


【参考】

2023年6月教育子育て委員協議会資料「禁野小学校の現況について」より抜粋

 

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