総務委員協議会 スマートフォンを利用した新たな納付方法について
(9)スマートフォンを利用した新たな納付方法について
【背景】
クレジットカードや電子マネーによるキャッシュレス決済など、収納手段の多様化が進んでいるなか、枚方市でも平成17年度から、コンビニエンスストアでの収納を実施してきが、今回、スマートフォンを利用する決済システムを新たに導入し、納税者の利便性を向上させ、徴収率の維持・向上に努めるもの。
【内容】
スマートフォンのカメラで納付書のバーコードを読み取り、専用アプリで決済する「LINE Pay(予めチャージしておいたLINE Pay残高から決済、パスワード入力して決済)」「モバイルレジ(利用する金融機関のインターネットバンキングによる決済、IDとパスワード入力して決済)」「モバイルレジクレジット(クレジットカードによる決済、別途決済手数料要)」の3種類を令和2(2020)年4月より導入するもの。対象は、市府民税(普通領収分)、固定資産税・都市計画税、軽自動車税。その他、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料、保育所保育料、留守家庭児童会室保育料、し尿処理手数料についても同様に導入予定。
【意見】
それぞれの税目について平成30年度の現年度分の徴収率は、市民税99.55%、固定資産税99.76%、軽自動車税98.24%と聞いています。現在の口座振替の利用率について尋ねたところ、市民税9.3%、固定資産税21.7%、軽自動車税3.5%とのことでした。
現在、納付書で納めていただいてる約73万件のうち、コンビニ収納が約30%を占めているとのことですが、今回のスマートフォンによる新たな納付方法でどの程度を効果を期待されているかを尋ねたところ、他市の事例を参考に5%程度を見込んでいるとのことでした。収納のチャンネルを多様化する今回の投資が、納税者の利便性の向上につながり、徴収率の向上に資するものになればと思います。