今後の農業施策の取り組み及びため池の安全対策。 文化施設の指定候補者選定について。枚方市文化芸術振興計画の改訂版(案)、枚方市スポーツ推進計画の改訂版(案)について。2月13日、4案件の協議を行いました。(総務委員協議会の報告⑤)

2024/02/13

枚方市議会議員の奥野みかです。

2月13日に開催された総務委員協議会の報告⑤です。

【案件名】

(13)今後の農業施策の取り組み及びため池の安全対策について
(14)文化生涯学習課所管施設における指定候補者の選定について
(15)枚方市文化芸術振興計画の改訂版(案)について
(16)枚方市スポーツ推進計画の改訂版(案)について

上記、観光にぎわい部の4件について、報告します。

 

 


(13)今後の農業施策の取り組み及びため池の安全対策について[農業振興課・農業委員会事務局]

改正農業経営基盤強化促進法が2023(令和5)年4月に施行され、市町村は2024(令和6)年度末までに、地域の農業の将来の在り方や農用地の効率的かつ総合的な利用に関する目標等を定める、地域農業経営基盤強化促進計画の策定が義務付けられたので、今般、地域計画を策定するもの。
また、農業用ため池の管理及び保全に関する法律に基づき整備しているため池ハザードマップについて、決壊した場合の歩行困難度な
どを解析し、その結果を反映するため、改定を行うもの。

① 地域計画の策定

「農業の将来のあり方」や「農用地の効率的・総合的な利用を図るための考え方」に加え、10年後に目指す地域の農地利用(「目標地図」)などを定める。なお、対象区域は市街化調整区域とされていることから、本市では市街化調整区域内のJAの支店など10地区において、それぞれ本計画を策定する。
【対象地区】(蹉跎、川越、山田、牧野、招提、津田、菅原、氷室(杉・尊延寺・穂谷)

②新規就農者の確保に向けた取り組み

・簡易型録音機購入費 1,500 千円/3,000個×@500円「録音チュー」
・出前講座等で、簡易型録音機の無料配布による普及啓発を実施。

③ため池の安全対策

現行のハザードマップは、浸水想定区域とその深さが明示されているが、仮に決壊した場合の流速も考慮した被害シミュレーションを行い、歩行困難度や家屋倒壊危険度を新たに追加する。今般、ハザードマップの改定と併せて、2025(令和7)年度のため池災害時の避難基準策定に向け、ハザードマップ改定に伴い得たデータの活用や、関係機関、地元水利団体等と連携し、取り組みを進める。

対象ため池:防災重点ため池※に指定されている16池(全て財産区所有)

 

奥野の意見

【奥野の質問】
地域計画に関して、改正農業経営基盤強化促進法の施行により、来年の3月末までに10地区で策定しなければならないということである。義務化されたから策定するのだと思うが、どのようなメリットを見いだせるのか、伺う。また、この地域計画は公表するとあるが、公表することによってどのような効果が発生するのか、伺う。

【答弁(農業振興課)】
地域計画の策定が法律に明記されているので、策定する必要があるとの認識に加えて、計画の策定により、将来の農地の集積・集約の促進、また、地域農業の課題に対する話し合いが行われることで、個人ではなく地域において具体的な解決方策を導き出すきっかけにも繋がるし、今後、新規就農者等に関する国庫補助金交付の条件にもなることも想定されるので、農業従事者はもとより、市にとってもメリットがあると考えている。
また、地域計画の公表についても法に明記されているので計画策定後に公表するものであるが、効果としては、農業者も含めた地域住民が、自らが住む地域農業の現状や課題、今後の方向性などを知る機会にもなるし、市内・市外の在住に関わらず新規就農を考えている方に対して、広く情報を発信することになり、新規就農者の確保に繋がるものと認識している。

【奥野の意見】
地域の農業者の意見をしっかりと受け止めて、地域計画を策定するようお願いしておく。

他の委員の意見

・就農人口の減少は全国的な課題。地域計画をしっかりと立ててほしい。
・線状降水帯の影響による浸水被害も多数発生する中、ため池の決壊・法面の点検等、ため池のリスク管理必要。

 


(14)文化生涯学習課所管施設における指定候補者の選定について[文化生涯学習課]

枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館を運営することに伴い、2023(令和5)年度に指定管理者による管理・運営に向けた選定を行うべく「枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館指定管理者選定委員会」に諮問し、指定候補者の選定が行れたもの。
また、枚方市総合文化芸術センターの管理運営については、現行の指定管理期間が2024(令和6)年度末で終了するため、今般、次期指定管理者の選定に向け取組みを進めるもの。

◇枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館

・指定候補者となる団体/株式会社図書館流通センター
・指定管理期間/2024(令和6)年6月1日から2028(令和10)年3月 31 日までの3年10か月間

※枚方市立生涯学習市民センター・図書館指定候補者の選定結果評価結果

◇枚方市総合文化芸術センター

・指定管理者の選定方法/公募を実施し、指定管理者選定委員会に諮る。
・指定管理期間/2025(令和7)年4月1日から2030(令和12)年3月 31 日までの5年間

※前回指定管理者選定時の選定結果評価結果について

他の委員の意見

・最初は直営で運営して、指定管理者による運営をめざすべきではないか。
・8月末でサンプラザ生涯学習市民センターは閉館し、9月中に開館予定の生涯学習交流センターの開館となる。

 


(15)枚方市文化芸術振興計画の改訂版(案)について[文化生涯学習課]

枚方市文化芸術振興計画は、2017(平成29)年3月に策定した、2017(平成29)年度から概ね10年間を計画期間とするもので、総合文化芸術センターが開館し、本格的に稼働する中間年度に、一部見直しを実施することとしていることから、今回、枚方市文化芸術振興審議会から、市民意見聴取の結果等を踏まえて審議いただ、とりまとめた改訂版(案)の内容について、報告するもの。

 


(16)枚方市スポーツ推進計画の改訂版(案)について[スポーツ振興課]

2017(平成29)年3月に策定した「枚方市スポーツ推進計画」は、2017(平成29)年度から2027(令和9)年度までの11年間を推進期間としており、2023(令和5)年6月に作成した中間評価報告書の内容を踏まえ、枚方市スポーツ推進審議会へ諮問し、計画改訂を進めてきたところ。このたび、審議会から、市民意見聴取の結果等を踏まえて審議いただき、答申を受け、とりまとめた改訂版(案)の内容について報告するもの。

◇施策体系

 

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