4月25日、3度目となる「緊急事態宣言」が4都府県で発出されました。期間は5月11日までの17日間。枚方市の公共施設は原則休館となります。
枚方市議会議員の奥野みかです。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、4月25日、3回目となる緊急事態宣言が東京都、京都府、大阪府、兵庫県で発出されました。今回の実施期間は2021年4月25日から5月11日までの17日間となります。
枚方市においても、感染者数が急増しています。枚方市ホームページに、2021年2月1日以降、直近1週間分の市内新規感染者の年代別・感染経路別グラフが掲載されています(毎週月曜日更新)。
4月19日から4月25日までの感染者数は259人でした。感染者数の増加は、4月17日に確認された高齢者施設(入居施設)での集団感染、4月21日に確認された児童施設での集団感染による影響があるとのことです。
年代別では、30歳代が最も多く、20歳代、50歳代が続いています。感染経路別では、感染経路不明が最も多く、感染者家族、その他が続いています。
大阪府は、新規感染者が連日1000人を超える極めて深刻な状況で、医療のひっ迫は限界に達しています。重症患者の受け入れを行っている病院の病床使用率は100パーセント以上となり、軽症・中等症病床の使用率も8割を超えている状況です。転院できずに中等症病床での治療される重傷患者もおられるとのことです。
軽傷・中等症患者受入れの市立ひらかた病院は、4月7日以降、42床(陽性患者38床・疑似症患者4床)に拡充されていますが、ほぼ満床が続いています。
「第4波」となる感染の急拡大を宣言期間内に抑えこむため、救えるはずの命を救えないなどという、最悪の事態に陥ってしまわないよう、市民の皆さんには「不要不急の外出自粛」に取り組んでいただきたいと、市長からのメッセージも出されています。
緊急事態宣言の発出に伴い、4月26日から市施設の利用は中止(市施設を利用したイベントも中止)となっています。今回、図書館については、自宅で過ごすツールの一つである図書の貸出実施の観点から、滞在時間を30分以下に制限して開館されています。
公立保育所等、子ども発達支援センターは「原則、開所」、ただし、家庭保育の協力を求める、公立幼稚園も「原則、開所」で、ただし、預かり保育については家庭保育の協力を求めることとされています。私立保育所(園)等にも同様の対応をお願いしていくとのことです。
市立小・中学校については、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策を徹底して、授業が行われます。修学旅行等については、5月31日まで中止または延期、部活動は、5月11日まで原則休止、授業参観・学級懇談会等は、5月11日まで中止または延期とされています。
学校施設開放事業については、5月11日まで、学校施設開放の利用が中止となっています。
緊急事態宣言発出に伴う、市関連施設の利用及び市主催・共催イベントや、市立小・中学校及び市立保育所、市立幼稚園などの対応の詳細はホームページをご覧ください。
なお、市立小・中学校が臨時休業となった場合、児童・生徒に対しては、タブレットを活用して健康観察や課題のやりとりを行うこととし、新型コロナウイルス感染症拡大により不安を感じて登校できない児童・生徒については、当該児童・生徒及び保護者と相談し、タブレットを活用して授業の配信や学習コンテンツの活用、学習プリント等の課題を通じた指導等、学習支援を実施するとされています。
新型コロナウイルス感染症にかかる小中学校の対応についての詳細はホームページをご覧ください。
▶ 新型コロナウイルス感染症にかかる小中学校の対応について(枚方市ホームページ)
学校内で陽性者が確認された場合のPCR検査とその後の対応(基本フロー)は次のとおり記されています。