5月17日、2024(令和6)年5月開会議会(第1日)が開催され、改選後の新たな議長・副議長が決まりました。

2024/05/17

枚方市議会議員の奥野みかです。

2024(令和6)年5月開会議会(第1日)が、5月17日(金曜日)に開催されました。

議案書等の会議資料は市のホームページに掲載されています(2022年5月より)。

▶ 本会議の会議資料(議案書)

さて、会議の冒頭の市長の挨拶は、3月の定例月議会に提案した条例議案に本来あってはならない事務手続き上の誤りがあり、お詫び申し上げる、今議会で修正議案を提出させていただくことになるが、今後は、庁内共有を図り、チェック体制の強化を図り再発防止に取り組むといった発言が主な内容でした。

開会議会第1日目は、 枚方市建築行政事務手数料条例の一部改正について(条例案件 1件)、財産(枚方市立市駅前図書館及び中央図書館ICタグシステム構築用機器)の取得について(その他案件 1件)、 補正予算について(6件)の審議が行われました。その後、枚方市議会議長の選挙、会期の決定、枚方市議会副議長の選挙でした。

議長には、丹生真人議員が、副議長には、田口敬規議員が指名推選により決定しました。

【枚方市ホームページ】 第73代枚方市議会議長と第76代枚方市議会副議長を選出しました

会期について、5月開会議会は、5月17日(金曜日)から5月21日(火曜日)までの5日間となります。
なお、枚方市議会は通年議会を導入していますので、2024(令和6)年定例会の会期は、2024(令和6)年5月17日から2025(令和7)年4月30日までの349日間となります。

 付議事件議決結果一覧
(※クリックするとPDFファイルが開きます。)


 

(※以下、議案の詳細を掲載します。)

【一般・特別・事業会計補正予算 6件】

議案第1号 2024(令和6)年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)
(歳入歳出補正額 2,201,410千円、補正後の額 161,158, 357千円)

・歳入:母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計繰入金 1,410千円、前年度繰越金 2,200,000千円
・歳出:予備費 2,201,410千円

今回の補正予算は、2023(令和5)年度の決算見込みに基づく前年度繰越金のほか、母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計繰入金の計上。

議案第2号 2024(令和6)大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 1,000千円、補正後の額 40,001,000千円)

・歳入:前年度繰越金 1,000千円
・歳出:
予備費 1,000千円

議案第3号 2024(令和6)大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 14,500千円、補正後の額 112,500千円)

・歳入:その他雑入 14,500千円
・歳出:前年度繰上充用
金 14,500千円

議案第4号 2024(令和6)大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 800,000千円、補正後の額 38,967,000千円)
・歳入:前年度繰越金 800,000千円
・歳出:国庫負担金等
償還金 429, 759千円、介護給付費準備基金積立金 370, 241千円

議案第5号 2024(令和6)大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 310,000千円、補正後の額 8,849,000千円)

・歳入:前年度繰越金 310,000千円
・歳出:大阪府後期高齢者医療広域連合負担金
 308,000千円、保険料還付金 2,000千円

議案第6号 2024(令和6)大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 38,000千円、補正後の額 63,000千円)

・歳入:前年度繰越金 38,000千円
・歳出:母子父子寡婦福祉資金貸付金 33,937千円、母子父子寡婦福祉資金貸付事業債償還金 2,653千円(市債分 407千円、府債権購入分 2,246千円)、繰出金 1, 410千円

【条例案件 1件】

議案第7号 枚方市建築行政事務手数料条例の一部改正について

 建築基準法における建築副主事の創設並びに建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律及び同施行規則の名称変更に伴い、所要の整備を行うため。

※参考 枚方市建築行政事務手数料条例の一部改正の誤りについて(2024年5月1日/総務部長、都市整備部長)

【議員の質疑】
・このような事態を招いた原因について。市民への影響はないのか。内部統制について。
→例規システムへの修正の反映が遅れていたことに気付かず、改正作業が進められた。本来、例規原本や公報等により行うべき履歴確認等が不十分で、昨年9月と今年3月の同一年度内の改正にかかわらず、例規審査(総務部)も含め、ダブルチェックも機能していなかった。文言修正が主なので、市民への不利益等はない。今後は、職員のスキルアップをはじめ、チェックリスト(紙ベース)の活用や、更新作業未完了のシステム上の警告等による情報共有の仕組みを検討し、再発防止に努める。
・例規システムへの反映等について。更新期限はないのか。なぜ遅れたのか。例規審査に係る人員体制について。
→議決の翌月に改正を依頼し、1〜2か月で反映されているので、通常、年内に更新される予定であったが、他市も含め、更新の集中等があり、委託事業者との調整が不十分であった。例規審査の担当職員は5人。再発防止に向け、例規集システムデータ更新状況の確認徹底及び未更新期間における紙ベースでの確認徹底、所管部署と審査部署双方のチェック機能の向上を図る。

 

【その他案件 1件】

議案第8号 財産(枚方市立市駅前図書館及び中央図書館ICタグシステム構築用機器)の取得について 

<取得物件>枚方市立市駅前図書館及び中央図書館ICタグシステム 構築用機器 一式<契約先>NECネクサソリューションズ株式会社 関西支社
<取得金額>103,131,600円
<用途>市立市駅前図書館・中央図書館ICタグシステム構築

(枚方市HPより転載)

開会議会:枚方市議会は、5月から翌年4月までを会期とする通年議会を導入しており、その間、開会議会に始まり、定例月議会が4回開催されるほか、緊急議会、閉会議会が必要に応じて開催されることになっています。市長が年1回、5月に定例会を招集します(市長からの招集は年に1回だけ!)が、そうして開かれる最初の議会を開会議会と言います。5月の開会議会では、定例会の会期を決定します。なお、年4回の定例月議会は、議長から通知となります。

 

(▲2023年度開会議会時の写真。演壇及び発言席には飛沫防御ガードがありました。)

(▲演壇及び発言席の飛沫防御ガードがようやく片付けられました。)

(▲ひらかたパークで生まれた印象的な藤紫色のバラ「藤娘」/2024年5月11日撮影)

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