5月11日、日本語教室を見学させていただきました。
みんなが安心して暮らせるまちをつくる
いま、枚方に住む外国人は約4,300人。
外国人も同じ地域住民として、ともに安心して暮らせる取り組みはとても重要。
文化の違いや多様な生活様式をお互いに理解し認め合うことで地域でともに安心して暮らすことができる、そんなつながりができると思うし、災害時など、いのちを救う支援にもつながる。
「山手方向に避難してください!」ではなく、「高いところに逃げろ!」
「電車は不通です!」ではなく、「電車は動いていない!」
外国人にやさしい社会は、高齢者や子どもたちにもやさしい社会だと思う。
1996年に結成されて以降、日本語の学びを支える活動を行っておられる「枚方市日本語ボランティアの会」の土曜日午後の教室を見学させてもらいました。
日本語がわからなくて困っている、日本語を学びたいという100人以上の外国人が、週5回、実施されている教室に来られているとのこと。日本で働いている人、日本人と結婚した人など学習者の状況はさまざま。教室では、約80人ほどおられる学習支援スタッフが、当日参加の学習者にマンツーマンで寄り添い、学習者一人ひとりの状況やニーズに応じた学びを支えておられました。
学習者からは、日々の暮らしの中での困りごとやさまざまな相談も寄せられ、支援にも力を尽くしておられるとのことでしたが、継続的支援には限界もあるとのお話もありました。日本に来た時にすでに中学校卒業年齢の子どもがいて、学習者から進路の相談を受けたが力になれず、総合的に受け止める、つなげられる窓口があればと思ったなど。支援のなかでの困りごと、そんな声もしっかりと受け止めていきたいです。
短い時間でしたが、見学を快く受け入れてくださった西村会長はじめ、教室の皆さん、ありがとうございました!
枚方市日本語ボランティアの会のホームページはこちらから。
➣枚方市日本語ボランティアの会
なお、市が行っている日本語・多文化共生教室「よみかき」はこちらから。
➣日本語・多文化共生教室「よみかき」