子どもたちの放課後を豊かにするための取り組みについて熱く審議。8月4日、児童の放課後対策審議会を傍聴しました。
8月4日午後、児童の放課後対策審議会を傍聴しました。
案件は「総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)」について。審議会ではとても活発に意見が出されていました。
「児童の放課後を豊かにする基本計画」のわかりやすい版(子どもたち対象)についての意見も出されていました。(※以下は計画書からの引用です。)
今回の審議会の中で気になったこと、です。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う小学校の臨時休業下での臨時的・緊急的な児童生徒の居場所事業の検証について、審議会のなかで委員の意見を求めていました。委員のなかから、「極限の状況下での臨時的・緊急的な居場所の状況はよくわかったが、自分たちの審議する対象であるのか疑問である」とか、「臨時的・緊急的な児童生徒の居場所の検証の何を総合型放課後事業(放課後キッズクラブ)に反映するのか。共通項は留守家庭児童会室の児童とそうではない児童が一緒に過ごしたという一点である。あそびの場での児童の主体的な活動と、エッセンシャルワーカーの子どもさんなど最低限必要な児童に限って受け入れ、感染拡大させないよう制限を行った児童の活動を比較するのは、目的も異なるし、無理がある」などの意見が出ていました。本当にもっともな意見だなと思いました。
6月の議会で、全児童対象の放課後対策を検討するにあたり、小学校の臨時休業に伴う臨時的で緊急の「児童の居場所」事業と、放課後児童健全育成事業である「留守家庭児童会室事業」は、その目的も機能も異なるものであることはくれぐれも注意いただきたいと私も意見しましたし、他の議員からも、臨時休校下での臨時的・緊急的な児童の居場所事業の検証はモデル事業による検証の代替にはならないという意見があったかと思うのですが…。
委員さんから、緊急時の対応には、通常どのような整備が行われているかが反映されるといった意見もありました。今回、学童クラブの必要性や保護者の思いが明らかになり、児童の保育が社会的課題として着目されたかと思います。学校との連携など、緊急時に明らかになった課題については、平時に必要な取り組みに生かされることを願います。