大阪市廃止・特別区設置の是非を問う住民投票の否決を契機に、対話と強調の市政運営への転換を願います。
2020/11/02
大阪市廃止・特別区設置|立憲民主党|自治労
大阪市を廃止し、4つに分割し、特別区を設置することの是非を問う住民投票が実施され、11月1日(日曜日)の投開票の結果、17,167票差で「反対」が多数となり、政令指定都市「大阪市」の存続が改めて確認されることになりました。
一般市から中核市や政令市に変わる際には住民投票は必要ありません。 特別区にするために住民投票が必要なのは、リスクがあるからです。 リスクがあるから、大阪市廃止・特別区設置に対して、賛成か反対か、住民の意思を問うているわけ。そして、特別区になったら、もう一般市にも、政令指定都市にも戻れない。だから、大阪市民の皆さん、必ず投票に行っていただき、いったん立ち止まって考えるためにも、棄権や白紙ではなく「反対」の記載を、とずっと訴えてきたので、ホッとしています。
この後は、政令指定都市「大阪市」が抱えている問題の解決のために、情報をしっかりと共有しながら、真摯な話し合いと合意による行政運営が行われることを切に望みます。住民投票の否決を契機に、対立と分断のまちづくりから、対話と協調のまちづくりへと転換が図られることを心より願っています。
反対多数確実がテレビ画面に流れた時(11月1日午後10時43分)の記録です。表向きの票数は賛成票が上回っているのに、報道各社はそれぞれの収集資料から速報を発表していくんですね。感心しながらもホッと胸をなでおろした瞬間でした。
(朝日デジタル 開票率99%「論理的に逆転ない」 反対多数速報の瞬間)
▶ 大阪市ホームページより(開票結果)
▶ 日経新聞 「大阪都」1万7167票差で否決 データで見る住民投票
▶ 立憲民主党 大阪府総支部連合会ホームページより「大阪市廃止・特別区設置を問う住民投票否決を受けて(声明)」
▶ Real Osakaホームページより「選挙結果を受けて」
▶ 都構想にもう一度NO! 「大阪・市民交流会」のホームページより転載
絵本作家の長谷川義史さんの開票後のらいおんさん。断絶、分断となった市民のために、「No Side」という言葉が添えられ、今後の大阪を穏やかな顔をしたらいおんさんに見守ってもらいながら、共に前へというメッセージ。