「やさしい日本語」の普及・推進に大きな前進。法務省が「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」の作成に向け、有識者会議を開催。

2020/02/20

法務省のHPによると、出入国在留管理庁は、国や地方公共団体が外国人向けに情報発信を行う際に「やさしい日本語」を用いるよう、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」に関する有識者会議を開催することとし、明日2月21日に第1回の会議が開催される予定。

国や地方公共団体が外国人向けの広報文書等をやさしい日本語で作成するための「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」の内容について検討し、夏頃を目途にとりまとめを行い、ガイドラインの公表を予定しているとのことです。

「やさしい日本語」による情報提供の環境整備については、いま、枚方市が策定しようとしている国際化施策に関する考え方のなかにも含まれてくる予定です。
私も12月の議会の一般質問「外国人市民に対する支援について」のなかで、「やさしい日本語」の使用について質問をし、窓口対応のガイドラインを作成する等、「やさしい日本語」の普及・推進を要望しました。国による「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」の策定は、行政が施策を進める上でも、社会への啓発効果としても大きな力となることでしょう。

なお、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」に関する有識者会議の構成員は次のとおり。

庵功雄:一橋大学国際教育交流センター・言語社会研究科教授
岩田一成:聖心女子大学文学部日本語日本文学科准教授
新居みどり:特定非営利活動法人国際活動市民中心理事
水野義道:京都工芸繊維大学名誉教授
山口照美:大阪市生野区長
山脇啓造:明治大学国際日本学部専任教授
横田宗親:一般財団法人自治体国際化協会(クレア)多文化共生部長

 

➣「やさしい日本語」の社会啓発活動を行っておられる吉開章さん(やさしい日本語ツーリズム研究会代表)の投稿「法務省『やさしい日本語有識者会議』に期待すること」をシェアします。

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