2月15日、建設環境委員協議会が開催されました。案件は「新名神高速道路の進捗状況について」等、土木部の5件を報告します。【報告③】
枚方市議会議員の奥野みかです。
2月15日に開催された建設環境委員協議会。ここでは、土木部の5件の案件の審議について報告します。
今回、提出された案件は次のとおり。
【案件名】
(6)新名神高速道路の進捗状況について [土木政策課]
(7)枚方市無電柱化推進計画の策定について[土木政策課]
(8) 都市計画道路長尾杉線の進捗状況について[道路河川整備課]
(9) 王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)について[みち・みどり室]
(10) 枚方市駅高架下及び光善寺駅前機械式自転車駐車場、並びに光善寺東自転車駐車場の廃止について[交通対策課]
以下、各案件の詳細です。
(6)新名神高速道路の進捗状況について [土木政策課]
八幡京田辺 JCT・IC~高槻 JCT・IC 間の開通目標が、4年遅れ、2023年度から2027年度に見直された、という報告です。
新名神高速道路については、未整備区間の2023(令和5)年度開通に向け事業者である西日本高速道路株式会社において事業が進められているが、未整備区間のうち、大津JCT(仮称)~城陽JCT・IC間については、2021年12月27日に「E1A新名神高速道路 大津JCT(仮称)~城陽JCT・IC間 連絡調整会議」が開催され、同区間の開通予定を2024(令和6)年度に見直す旨の報告が行われた。
本市を通過する八幡京田辺JCT~高槻JCT・IC間については、2022年1月27日に開催された、西日本高速道路株式会社、国土交通省、及び本市を含む関係自治体で構成される「E1A 新名神高速道路 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間 連絡調整会議(第1回)」において、西日本高速道路株式会社から2021(令和5)年度としていた同区間の開通が困難であることの説明があり、2022年2月9日に開催された第2回の連絡調整会議において、開通目標を2027(令和9)年度に見直すことの説明(「E1A 新名神高速道路 八幡京田辺 JCT・IC~高槻 JCT・IC 間 連絡調整会議(第2回)の開催結果について」 )があったので、これらの内容を報告するもの。
◆ 第2回 E1A 新名神高速道路 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間 連絡調整会議(2022年2月9日)
◆ 第1回 E1A 新名神高速道路 八幡京田辺JCT・IC~高槻JCT・IC間 連絡調整会議(2022年1月27日)
2021年12 月末時点の用地取得率は、94%。枚方トンネル東坑口部において、用地取得(物件移転)に時間を要したことや、地下の土壌に基準値(0.01㎎/l)の2倍以上の濃度の鉛が検出され土壌汚染対策法に基づく作業を追加。また、地中にコンクリート構造物等が出現し、撤去作業を追加したため、工事着手が3年程度遅延した。
また、工事着手後、発進立坑の仮設土留め工において、地中連続壁を施工。当初、原位置攪拌工法により着手したが、事前の土質調査では未確認だった砂礫層における想定以上の硬さ等により、施工機械が動かなくなるなど問題が発生。工事継続は困難との判断に至り、工法について掘削を基本とする工法に変更し、工事に時間を要している。
シールドトンネルの施工についても、トンネル掘削土の運搬車輛の受入れ台数制限や、国内最大シールドマシンの狭小ヤードでのUターン等の検討が必要となっている。
以上より、八幡京田辺JCT~高槻JCT・IC間の2023年度の開通は困難な状況であり、工程精査が必要である。
▶ 新名神高速道路(枚方市ホームページ)
奥野の質問(確認)
・開通の見通しについて。
→城陽JCT・IC~大津JCT間は2024年度開通予定。暫定4車線。八幡京田辺JCT~高槻JCT・IC間の10.7㎞については、2023(令和5)年度の開通は困難な状況であり、工程精査の結果、開通目標を、4年遅れの2027(令和9)年度に見直す。暫定4車線。用地取得の課題はあるが、枚方は6車線で予定。引き続き、土工、橋梁、トンネル工事等の促進を図りながら1日も早い開通を目指す。
・工事の課題について。
→2点ある。①_鉛・地中コンクリート構造物等で3年程度遅延。②_硬い砂礫層の掘削
・用地取得は、2021年12月末で 94%。土地収用法による収用手続きも進んでいる。土地収用対象について。
→合計4件(家屋1件、土地3件)
・スマートインターチェンジの枚方市内設置について。
→40億円の効果に180億円のコストで、BbyC(費用対効果)は0.2(判断基準は1)で、困難であるとのこと。
他の委員の質問
・4年遅れをどう対応するのか。内里高野線(府)、北山通線(市)など、生活に密着した関連する路線に与える影響が懸念されるが、計画通り進行いただきたい。
(7)枚方市無電柱化推進計画の策定について[土木政策課]
現在、枚方市駅周辺の市街地開発事業をはじめとするまちづくりに取り組んでおり、「都市防災の向上」「安全で快適な歩行空間の確保」に加えて「良好な都市景観の確保」を図る観点から、枚方市無電柱化推進計画の策定に取り組む、という報告です。
◆ 枚方市無電柱化推進計画の策定について
◆ 無電柱化の推進に関する法律(平成28年法律第112号) 2016(平成28)年12月施行
・災害の防止、安全かつ円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図ることを目的。
・道路事業や市街地開発事業等の実施に際しては、技術上困難と認められる場合を除き、道路内への新たな電柱の設置が禁止されるなど、無電柱化が推進されてきた。
・近年、災害の激甚化・頻発化による「都市防災の向上」や高齢者の増加等による「安全で快適な歩行空間の確保」などの観点から無電柱化の必要性が高まっている。
・第8条:市町村は、国及び都道府県がそれぞれ定める無電柱化推進計画を基本として、市町村における無電柱化の推進に関する施策についての計画である市町村無電柱化推進計画を定めるよう努めなければならない。
道路法(昭和27 年法律第180 号)
電線共同溝の整備等に関する特別措置法(平成7年法律第39 号)
◆ 無電柱化推進計画(2021年5月25日策定)(国土交通省)
◆ 大阪府無電柱化推進計画(2018年3月)、同計画(概要版)
奥野の質問(確認)
・無電柱化におけるメリット・デメリットについて。メリット・デメリットに関する説明が計画の中で明らかにされているかどうか、確認が必要。
→メリットとして、「景観の改善」「耐震性のアップ」など。デメリットとして、「浸水への対応力はどうなのか」「電柱に敷設されている電線以外の多数の線路(インターネット用の情報回線等)への対応」「どの程度の初期コストを必要とするのか」「後々の維持管理コストと負担者はどうなるのか」
・コストについて。費用対効果を考える必要がある。
→1㎞あたり5.3億円、両側なら10.6億円。
・財源について。
→計画策定により、交付金の対象となる。
・現在、「地中化によらない無電柱化」として、軒下配線を施行しているところもある(岡本町)。市の無電柱化推進計画について、大阪府の計画(平成30年3月)との関係も含め、どの地域を候補にあげていくのか課題。(※以下は「大阪府無電柱化計画」7ページより引用)
(8) 都市計画道路長尾杉線の進捗状況について[道路河川整備課]
東部地域における道路交通網を強化するとともに、周辺道路の交通混雑の緩和や安全・安心な歩行空間の確保、防災機能の向上を図るため、都市計画道路長尾杉線の整備が進められています。長尾杉線(杉工区)道路整備工事について、約6か月の工期延長となる、という案件です。都市計画道路長尾杉線全体の工事が終了するのは、2023(令和5)年度末予定(変更はない)。
◇長尾杉線(杉工区)道路整備工事(その2)の工事内容の変更について
3月定例月議会において繰越明許費の予算措置、約6か月の工期延期(「令和4年3月15日まで」→「令和4年9月下旬まで」)と内容変更に伴う契約変更の案件提出を予定。
【主な変更内容】
・掘削時の湧水の発生や軟弱な土質など想定外の事象が確認されたことによる工法の変更
・施工条件に応じた支障電柱の移設場所の変更
・掘削時に出現した行先不明の農業用水管の機能復元
・天候不良による農作物収穫時期の遅れや地元関係者等との施工時期、施工範囲などの調整
に伴う変更
※道路法/枚方市道路の構造の基準等に関する条例
◇都市計画道路長尾杉線の事業用地の取得について
3月定例月議会において、契約案件の提出を予定。
所在地(用地・補償)地目:田、畑、山林、井溝、宅地、ため池、堤
所有者:枚方市土地開発公社、 取得予定面積:約13,000㎡
※地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項8号 枚方市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例 第3条第1項
◆ 事業費・財源
令和2年度 繰越明許費
《事業費》 259,529千円
《財源》 国庫補助金 84,000千円 一般財源 6,529千円 起債 169,000千円
令和3年度
《事業費》 932,000千円
《財源》 国庫補助金 367,100千円 一般財源 64,100千円 起債 500,800千円
奥野の意見(確認)
・約7か月半の遅延+見直しで1か月短縮とあり、2022(令和4)年9月下旬までの工期延長とある。
→2022(令和4)年9月の工事完了。軟弱地盤の改良で2か月、岩盤の破砕で2週間、電柱・仮移設で2か月、行先不明の農業用水管の遅延で2週間。
・「想定外の事象が確認された」というのは、一定、想定された分か、全く想定されていなかった分か。
他の委員の質問
・この都市計画道路の目的は国道307号の渋滞解消で、2023(令和5)年度末に完成の予定である。道路の幅員が狭く、安全確保の観点から、責谷川沿い地元住民への周知について。
→通行止めは、2023(令和5)年度末(都市計画道路長尾杉線全体の工事が終了)まで。今回の工期の延期については、3月議会議決後(変更契約の締結)、校区コミュニティ協議会、地元(尊延寺区、杉区。穂谷区等)に協議しながら、SNS等も含め、周知に努める。必要に応じて、説明会も開催する。
・軟弱土壌の地盤改良について。
→セメント系の硬化剤を混ぜて埋め戻しに使用する。
(9) 王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)について[みち・みどり室]
「健康づくり・スポーツ・子育て機能が充実し、誰もが身近に自然とふれあい憩える公園」として、王仁公園が市民にとって魅力のある、利用したいと思える公園とするための指針として、「王仁公園の再整備と管理・運営の基本方針(素案)」を作成した。この後、パブリックコメント(2月18日~3月9日)を行い、結果公表の後、2022年3月に基本方針を策定したい、という案件です。
◆ 王仁公園について
都市公園は、都市の貴重な緑のオープンスペースとして、都市環境の改善や良好な景観の形成、防災性の向上など多様な機能を有しており、市民の健康の維持増進や憩い、地域住民の交流の場など様々に活用される重要な都市基盤施設の1つとして適切に維持管理され、有効活用されることが、まちづくりの観点からも必要である。
王仁公園は、1971(昭和46)年に「みどりの中でスポーツを楽しむ公園」として開設された面積9.3haの都市公園
で、枚方市が所管する公園の中で最大の広さを有する。屋外プールやテニスコート、ナイター施設付き運動広場などの有料のスポーツ施設の外、芝生広場やビオトープ、児童コーナーなどを有する総合公園で、特に市内唯一の屋外プールは、年間約7 万人が利用する人気施設として、長年、市民に親しまれてきた。
しかしながら、開園から約50年が経過し、財政上の制約が強まる中、各施設の老朽化が進む一方で、社会状況の変化に伴う価値観の多様化やライフスタイルの変化などにより、市民ニーズが多様化し、公園に求められる機能も複雑化している。
現在の「王仁公園」についてはこちらから。
2022(令和4)年度の「枚方市都市公園有料施設(王仁公園、中の池公園、香里ケ丘中央公園の各公園有料施設)」の指定管理者の指定についてはこちらから。
今後とも、王仁公園を多くの市民に安全に安心して快適に利用し続けていただくためには、現在、導入している指定管理者制度などの公民連携を更に発展させ、民間事業者のノウハウやアイデアを積極的に取り入れながら、市民ニーズの変化に対応できる公園機能の導入や拡充を図るとともに、公園の維持管理の質を高めるなどにより公園の再生を進めていく必要がある。
このような取組みを進め、積極的な公民連携により、王仁公園を市民にとって魅力のある、利用したいと思える公園とするための指針として、「王仁公園の再整備と管理・運営の基本方針」を作成したもの。
◆「王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)~市民にとって更に魅力的な公園となるために~」
公園の将来像と基本方針
求められる4つの機能(健康づくり、スポーツ、子育て、憩い)を包括した公園の将来像
→「健康づくり・スポーツ・子育て機能が充実し、誰もが身近に自然とふれあい憩える公園」
◇ 基本方針
(1)取組方針
取組1 市民が健康づくりに取り組める公園
取組2 市民がスポーツを楽しめる公園
取組3 市民の子育てを支援する公園
取組4 市民の憩いの場となる自然豊かな公園
取組5 多世代・多様な人々が安心して憩える公園
(2)取組手法
手法1 既存施設を最大限に有効活用
手法2 民間活力を積極的に導入
◇ 今後の取組みの進め方
第1段階 スモールスタート(既存施設を最大限に有効活用、民間活力を積極的に導入)
第2段階 ステップアップ(段階的な活性化と再整備)
奥野の意見(確認)
(※以下、奥野の発言を掲載します。)
【質問】
市民アンケート(n=2,406)はしっかりと数を確保いただけたと思う。このアンケートにおいて、プールの利用と存廃では、61.6%の方からはコロナ禍が収束し、プールが営業していたら利用するとの回答があり。また、プールの再編・再整備についての質問では、プール存続を 65.1%の方が希望されているとの結果が示されている。
しかしながら、王仁公園プールをどうするのかという検討をするにあたり、「屋外レジャープール」を「屋内温水プール」に変えるという選択肢はアンケート等に全く見られない。
いま、「屋外レジャープール」の課題はいろいろと報告されている。
・稼働期間が極めて短い。2~3か月程度。(最近の異常気象の下では、夏季の豪雨・高温が多くなっているため、その傾向に拍車をかけている)
・安全管理体制の確立が困難で、事故のリスクが大きい。運営を引き受ける事業者が少なくなってきている。
・健康に対するリスク(水質・塩素・紫外線等)→屋外プールから最新の水質浄化設備を有した年中利用できる屋内プールへ変化
・高齢者等の健康増進のためのプール活用は屋内プール
・水泳体験の経済格差 等々
さらに、市教委は、学校プール施設の老朽化もあり、学校プール施設の老朽化もあり、小学校の水泳授業を民間施設や民間スタッフを活用した取り組みにプールでの指導に切り替えていくという方針を打ち出している。例えば、プール施設をリニューアルするのであれば、王仁公園プールを屋内プールとし(PFI事業者が運営)、東部地域の学校のプール授業の拠点とするという考えもあるのではないか。
「公園」の課題もあるが、プールのありかたについて、教育との連携も必要ではないか思う。王仁公園プールをどうするのかという検討をするにあたり、「屋内温水プール」という選択肢について、市はどのように考えているのか、見解を伺う。
【回答】
屋内温水プールについては、昨年度、民間サウンディングの実施や庁内の検討委員会などで検討してきたが、コロナ禍の影響から民間事業者の投資意欲が低下しているなど、公民連携の実現が困難な状況が続いていることから、現時点での実現性は低いと考えている。
これらの状況を踏まえ王仁公園再整備と管理・運営の基本方針(素案)では、第1段階は現行のプールを運営するなど既存施設を最大限に有効活用し魅力を高める取り組みを推進し、第2段階で、社会情勢の変化を踏まえた再整備・活性化の検討を行うこととしており、引き続き公園を取巻く情勢等も確認しながら検討していく。
【意見】
第1段階は、「現行のプールを運営するなど既存施設を最大限に有効活用し」の部分であるが、2年間休止し、おそらく2022(令和4)年度の開所も現時点では見通せていない屋外プール施設を、2023(令和5)年度以降、再開する際に必要な処置・費用はどの程度を想定されているかと尋ねると、「昨年11月に健全度調査を実施し、安全に再開できる状況にある」との回答であった。屋外プールの運営が実現するのだろうかという懸念はあるが、土木部は土木部、教育は教育という縦割りで枚方市の拠点となる公園施設のリニューアルを進めるのでは、いいものにはならない。プールについては、教育委員会が出されている学校プールの更新問題や水泳指導にかかる「推進計画」との連携も図りながら、是非、検討いただきたいと意見しておく。
また、王仁公園のありかたについては、地元の皆さんも含め、ワークショップの開催など、しっかりと市民意見を聞く場を設けていただきたいと、お願いしておく。
他の委員の質問
・民間活力の積極的な導入に取り組むことは、どういったことにつながるのか。東部地域の活性化の起爆剤か。
→指定管理を公園全体に広げることにより、民間の力が発揮されやすく、ソフト事業の提案が可能となる。
・屋外プールの休止時(冬)の有効活用(収益)について。
・王仁公園全域の指定管理とパークPFIで、王仁公園施設を管理する。複数の事業者による運営には事業者間の調整が必要と考えるが、調整の方法は。
→事業者と連携し取り組めるよう、「公園管理運営協議会」のような組織を考えている。
・アンケート結果に、カフェ等の希望がある。魅力的な公園であるため、どのように取り組んでいくのか。
→要望の多かったのは、スポーツ施設等。今後も民間ヒアリングを継続する。
(10) 枚方市駅高架下及び光善寺駅前機械式自転車駐車場、並びに光善寺東自転車駐車場の廃止について[交通対策課]
3月に条例改正を行い、2022年6月末で3つの自転車駐車場を廃止する、という案件です。
◆ 枚方市駅高架下機械式自転車駐車場
枚方市駅周辺再整備に向けた取組みの一つとして行う市道枚方市駅北通り線の拡幅に伴い、2022年6月末で廃止することとしたもの。
◆ 光善寺駅前機械式自転車駐車場
光善寺駅西地区市街地再開発事業に伴い、2022年6月末で廃止することとしたもの。
※市営の機械式自転車駐車場は、放置禁止区域における自転車等の放置の防止に資するために、放置禁止区域内に設置しているもの。←「枚方市自転車等の放置防止に関する条例」
◆ 光善寺東自転車駐車場
敷地の地権者より土地の返還を求められたことにより、地権者と協議を重ねたが、継続についての合意に至らず、地権者による新たな土地利用計画も具体化する中で、利用者への周知期間や施設の撤去スケジュールなどを検討し、調整を進めてきた結果、2022年6月末で廃止することとしたもの。
※自転車駐車場については、道路交通の円滑化を図り、自転車等を利用する市民の利便に供することを目的に市内の各駅に設置しているもの。
3月 「枚方市自転車等の放置防止に関する条例」及び「枚方市自転車駐車場条例」の一部を改正する条例案を提出予定、廃止する自転車駐車場の利用者への周知開始
6月末 廃止する自転車駐車場の閉鎖
7月 条例の一部改正施行予定
《事業費》 16,820千円(歳出) 撤去費用(枚方市駅高架下機械式自転車駐車場、光善寺東自転車駐車場)/一般財源
《その他》 7,755千円(歳入) 物件等移転補償費(都市再開発法第97条に規定する土地等の明け渡しに伴う物件補償金)/光善寺駅前機械式自転車駐車場は市街地再開発事業で撤去予定
奥野の意見(確認)
・枚方市駅高架下機械式自転車駐車場、光善寺東自転車駐車場の2つは、市の事業に伴い撤去することから撤去費用が発生するもので、撤去費用16,820千円は一般財源。しかしながら、光善寺駅前機械式自転車駐車場については、駅前再開発事業に伴い支障となることから撤去するため、撤去費用は発生せず、駅前再開発組合より受け取る物件等移転補償費(都市再開発法第97条に規定する土地等の明け渡しに伴う物件補償金)として、7,755千円の歳入を見込む。なお、今回歳入となる物件等移転補償費は、撤去費用を差し引いた額。
・シミュレーション上、民間駐輪場の活用などで、必要駐車台数は確保できるのか。
→枚方市駅高架下自転車駐車場については、周辺に市営の駐輪場が5か所(機械式3か所、有人2か所)あり、これまでの利用実績を基に、高架下機械式の利用台数分を受入れることができることを確認している。また、光善寺駅前機械式自転車駐車場、及び光善寺東自転車駐車場の廃止についても、過去の実績から光善寺自転車駐車場で賄えることを確認している。駅東側の方には、踏切などによるご不便をおかけするが、理解いただけるようお願いしたい。なお、光善寺駅周辺には民間の自転車駐車場が複数あり、廃止する2施設の利用者の分散化が想定されることや、現在光善寺東自転車駐車場の地権者や次期事業者に、敷地の一部を自転車駐車場として継続していただくよう協力を依頼している。
他の委員の質問
・3月の条例改正から自転車駐車場の廃止まで3か月しかない。急である。利用者が混乱しないよう、どのような方法で周知される予定か。
→現地で告知。HP、SNS等で周知する。
・光善寺駅周辺、現在3か所ある自転車駐車場の利用状況について(2020年度)。
→①【廃止】光善寺駅前機械式自転車駐車場:自転車90台(利用状況は55%。以下%は利用状況)・原付10台(22%)/②【廃止】光善寺東自転車駐車場:自転車707台(29%)・原付200台(18%)/③【引き続き運営】光善寺自転車駐車場:自転車811台(46%)・原付80台(15%)。最大で55%。廃止する①②の2か所は、数字上は引き続き運営する③で吸収できる。
・民間の自転車駐車場について。代替は準備しないのか。
→東側に4か所、西側に1か所。踏切で分断されている。光善寺東自転車駐車場の一部を、今後も使用させていただけるよう依頼している。
【2022年2月18日追記】
▶ 「王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)」に関するご意見を募集いたします
募集期間:2022年2月18日(金)~3月9日(水)
結果公表:2022年3月下旬予定
「王仁公園 再整備と管理・運営の基本方針(素案)」はこちらから。