5月13日、2022(令和4)年5月開会議会(第1日)が開催され、補正予算6件が可決されました。新たな議長・副議長も決まりました。
枚方市議会議員の奥野みかです。
2022(令和4)年5月開会議会(第1日)は、5月13日(金曜日)に開催されました。
今会期より、議案書等の会議資料が市のホームページに掲載されることになりましたので、ご覧いただく中で、ご意見・ご質問等がありましたら、どうぞ、ご連絡いただければと思います。これは、昨年度(2021年度)の議会改革懇話会で、「開かれた議会」に向けた取組に係る提言を受け、2022(令和4)年5月より、新たな取り組みとして実施されるものです。これまでも、紙資料は公開されていましたが、ホームページ上に掲載されることは、大きな転機になるのではないかな、と思っています。
▶ 本会議の会議資料(議案書など)
さて、会議の冒頭、市長の挨拶では、連休明け、新型コロナウイルスの陽性者数は100人超と増加傾向にあり、感染再拡大が懸念される中、引き続き、感染防止対策の徹底を周知していくこと、ワクチン3回目接種の接種終了者が対象者の6割超になっていること、また、4回目追加接種は、60歳以上の高齢者並びに18歳以上の基礎疾患を有する方等で希望する方が円滑に接種できるよう、5月31日以降、順次進めていくこと、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分)の創設等、国の考え方が示され、本市における運用を検討中であることについての報告がありました。
第1日目は、報告案件の後、条例案件1件、前年度の決算見込みに伴う繰越金の計上となる補正予算案件6件の議案審議が行われ、すべて原案可決となりました。
その後、枚方市議会議長の選挙、枚方市議会副議長の選挙がありました。
議長には、木村亮太議員(大阪維新の会 枚方市議会議員団)が選挙(投票)により選出され、副議長には大地正広議員(公明党議員団)が指名推選により選出され、それぞれ演壇で就任のあいさつをされました。退任となった有山正信前議長、岩本優祐前副議長も、演壇で退任のあいさつをされました。
議事は、「枚方市議会議長(有山正信)の辞職許可について」→「許可」→「枚方市議会議長の選挙」→「選挙(投票)木村亮太」→「枚方市議会副議長(岩本優祐)の辞職許可について」→「許可」→「枚方市議会副議長の選挙」→「議長による指名推選(承認)大地正広」 という流れで進みました。
→【枚方市ホームページ】 第71代枚方市議会議長と第74代枚方市議会副議長を選出しました。
会期について、5月開会議会は、5月13日(金曜日)から5月17日(火曜日)までの5日間となります。
なお、枚方市議会は通年議会を導入していますので、2022(令和4)年定例会の会期は、2022(令和4)年5月13日から2023(令和5)年4月28日までの351日間となります。
※開会議会:枚方市議会は、5月から翌年4月までを会期とする通年議会を導入しており、その間、開会議会に始まり、定例月議会が4回開催されるほか、緊急議会、閉会議会が必要に応じて開催されることになっています。市長が年1回、5月に定例会を招集します(市長からの招集は年に1回だけ!)が、そうして開かれる最初の議会を開会議会と言います。5月の開会議会では、定例会の会期を決定します。なお、年4回の定例月議会は、議長から通知となります。
▶ 付議事件議決結果一覧
(※クリックするとPDFファイルが開きます。)
私の属する「連合市民の会」は、引き続き、会派代表は西田政充議員です。
(※以下、議案の詳細を掲載します。)
【一般・特別・事業会計補正予算 6件】
議案第1号 令和4年度大阪府枚方市一般会計補正予算(第2号)
(歳入歳出補正額 1,799,200千円、補正後の額 153,999,200千円)
・歳入:前年度繰越金 1,700,000千円、子育て世帯への臨時特別給付金事業費補助金 99,200千円
・歳出:予備費 1,700,000千円、子育て世帯への臨時特別給付事業経費 99,200千円
※子育て世帯への臨時特別給付金事業費補助金は、令和3年度予算から繰り越し予定であったが、改めて令和4年度予算で計上することを国に求められたとのこと、令和3年度の該当分は不用額となる見込み。
議案第2号 令和4年度大阪府枚方市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 400,000千円、補正後の額 43,344,000千円)
・歳入:前年度繰越金 400,000千円
・歳出:府補助金等償還金 21,040千円、予備費 378,960千円
議案第3号 令和4年度大阪府枚方市自動車駐車場特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 110,000千円、補正後の額 208,000千円)
・歳入:その他雑入 110,000千円
・歳出:前年度繰上充用金 110,000千円
議案第4号 令和4年度大阪府枚方市介護保険特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 800,000千円、補正後の額 36,110,000千円)
・歳入:前年度繰越金 800,000千円
・歳出:国庫負担金等償還金 388,295千円、介護給付費準備基金積立金 411,705千円
議案第5号 令和4年度大阪府枚方市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 60,000千円、補正後の額 7,420,000千円)
・歳入:前年度繰越金 60,000千円
・歳出:大阪府後期高齢者医療広域連合負担金 50,000千円、保険料還付金 10,000千円
議案第6号 令和4年度大阪府枚方市母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
(歳入歳出補正額 20,000千円、補正後の額 47,000千円)
・歳入:前年度繰越金 20,000千円
・歳出:母子父子寡婦福祉資金貸付金 20,000千円
【条例 1件】
議案第7号 令和4年度における市長等の期末手当に関する特別措置条例の制定について
今回の議長の選挙は「投票」による選出で、副議長の選挙は「指名推選」でした。
議長・副議長の選挙は、全議員(本会議の議長職も議員としての投票権あり)の「単記無記名」投票によるもので、書記(事務局職員)により所定の投票用紙が配付された後、議席番号順の点呼に応じて、演壇に設置された投票箱に順次投入していきました。開票は、全議員が投票立会人のようで、演壇において、開票立会人2人を配置し、開票事務は事務局職員が行いました。
「開票立会人は、1会派に片寄らないように指名するのが例である。」「開票立会人は、各派代表者会議の協議において候補者を出していない会派の議員を指名するのが例である。」「開票事務事務は、立会人の立会いのもとで、演壇において事務局職員が行うのが例である。」等と「例規解説集(枚方市議会)」に記載されています。
議長選挙は、開票立会人は、番匠議員(連合市民の会)と田中議員(公明党議員団)で、議長の選挙結果は、「投票総数30票、そのうち、有効投票28票、無効投票2票。有効投票中、木村亮太議員23票、野口光男議員5票。この選挙の法定得票数は7票であり、よって木村亮太議員が当選した旨を報告する。」と報告されていました。
なお、副議長は、指名推選により大地正広議員(公明党議員団)に決定しました。