新しく整備する施設として、整備や運営に関する計画・方針等を示すことが必要ではないか。6月2日、「➂街区に設置する生涯学習市民センター・図書館の指定管理者制度導入について」です。(総務委員協議会の報告④)

2023/06/02

枚方市議会議員の奥野みかです。

6月2日に開催された総務委員協議会の報告④です。ここでは、以下の案件の報告です。
(6)➂街区に設置する生涯学習市民センター・図書館の指定管理者制度導入について [文化生涯学習課]

 


 

(6)➂街区に設置する生涯学習市民センター・図書館の指定管理者制度導入について [文化生涯学習課]

サンプラザ生涯学習市民センター(サンプラザ3号館5階)→③街区の枚方市駅周辺地区市街地再開発組合の複合施設の5階へ移転し、施設名称を「枚方市立生涯学習交流センター」に変更し、図書館との複合施設として開館する予定。指定管理者制度を導入することとし、2023年度において、指定管理者の選定を行う。→枚方市立生涯学習交流センター及び(仮称)枚方市立市駅前図書館の指定管理者による運営は、2024年6月1日~2028年3月31日までの約4年間(予定)で、公募を実施し、指定管理者選定委員会に諮る。

◇枚方市立生涯学習交流センター、(仮称)枚方市立市駅前図書館の平面図

 

 

奥野の意見

(※以下、奥野の発言を掲載します。)

【奥野の質問】
指定管理者制度というのは、施設の管理運営に関する手法・方法である。その話をする前に、これらの施設に関する詳細な整備計画(施設内容に関すること)・運営計画(案)が示され、議会や市民での議論が必要ではないか。それが確立できていなければ、事業者の公募要領や業務仕様書も作成できないはず。生涯学習市民センターは既存のサンプラザ生涯学習市民センターと同じでよいのか、図書館はどんな図書館なのか。広さは、特色は、開館日や開館時間は、等。いずれも、③街区に位置するゆえの他館と異なる特色は必要ないのか。

担当課からは、
①単なる移転で、施設内容は変わらないから整備計画は不要
②規定路線の具体化だから運営計画は不要
お話を聞く限り、市の見解はそのような状況。
しかし、以下は事実。

▶ 新しい場所に(多額の)公費を投じて整備する新しい施設であること
▶ だからこそ、設置条例も制定すること
▶ 「単なる移転」という市の見解は「施設の概要がほぼ同じだから」を論拠にしているが、「同じような施設規模・内容にする」ということ自体が、行政としての判断(方針)であり、それをしっかりと説明する責任がある。その場所で新たに整備する施設なら、市の考えとは違って、こういう施設・機能にしたほうがいいのではないかという代替案の意見はありうるし、それを聞き、検討する責任がある。
▶ 指定管理者運営方式を拡大するというのが規定路線としても、現にサンブラザ生涯学習市民センターは直営で運営している。それを 変えるのだから、なぜ変えるのか、変えることで、どんなメリットがあるのか。デメリットはないのか、(利用者)市民にきちんと説明する責任がある。図書館機能(分館)の併設のメリット、デメリットも。
▶ 「計画」を作って公表し、議会や市民の意見を聞くというのは、行政が行おうとしていることを公開し、説明するということだ。
計画、方針等を定めれば、パブリックコメントも実施しなければならない。そのことを避けるためではないと思うが、なぜ、「計画」を示すというプロセスを行わないのか。
▶ 新しい施設なのに「変わらない」から計画は不要。施設運営方式が変わるのに「規定路線」だから計画は不要。こ
のような理屈は市民にどう受け止められるかというと、「手を抜いている」「サボっている」ということではないか。

繰り返しになるが、今回、はじめて、議会に指定管理者による運営ということを示したということであるが、審議会の意見聴取も、計画を明らかにしての市民意見聴取も、議会意見の聴取もなく指定管理者制度の導入手続きが先行することは適切ではないのではないか。新しく整備する施設として、整備や運営に関する「計画」を示すことが必要ではないかということについて、これは、担当副市長に見解を求めたい。

【答弁】
指定管理者制度の導入については、行財政改革プラン2020の「民間活力の活用や協働を推進する」において、「指定管理者制度の拡大」を方針と示している。市としての方針である。

※指定管理者運営方式を拡大するというのが規定路線であったとしても、「新しく整備する施設として、整備や運営に関する計画、方針等を示すことが必要ではないかということについての見解をお願いしたい」と繰り返しましたが、お答えは同じでした。

他の委員の質問

・指定管理者制度を導入するとのことであるが、現在の運用との相違点について。音楽利用はできるのか。
→各諸室の使用に大きな変更はない。利用者登録(ID)も引き継ぐ。
・直営による運営から指定管理者制度の導入に変更となることを利用者に説明しているのか。
→この後、利用者懇談会にて、指定管理者制度の導入について周知、説明していく。
・③街区の区分所有分の平面図は確定したのか。③街区における確定内容を④⑤街区のまちづくりにまで発展させるべきではないと思う。切り離して考えるべき。
→2024年6月竣工で進んでいる。設計の変更はかなり困難。

 


 

【参考】例えば、香里ケ丘図書館の建替え関連計画等について等、計画が示され、市民説明会等が行われていたように、③街区において行われる公共サービスについて、計画を示し、審議会、議会、市民の意見等を聞くべきではないかというのが私の意見である。

◇香里ケ丘図書館建替え基本計画について

「香里ケ丘図書館・中央公園の一体的な整備の考え方」の公表について

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