11月4日、総合文化芸術センター建設工事現場を視察しました。2021(令和3)年9月のオープンに向け、さまざまな準備が進められています。
枚方市総合文化芸術センター 2021(令和3)年9月のオープンが待ち遠しいです!
11月4日、市議会議員向けの視察会があり、総合文化芸術センター建設工事の現場を視察しました。
2018(平成30)年10月に始まり、ちょうど2年。昨年12月24日の視察会は、工期がちょうど半分経過の時でした。
12月24日、総合文化芸術センター建設工事現場を視察しました。工期が半分経過。竣工は2021年3月予定で、オープンは同年9月の予定。
2021(令和3)年3月竣工の予定でしたが、地中埋設物への対応や新型コロナウイルス感染拡大に伴う工事の一時中止(4月25日~5月10日の16日間)や安全確保の徹底などにより、竣工は2021(令和3)年4月上旬に伸びるようです。2021(令和3)年9月上旬の開館は予定通りです。
現場視察に入る前に、メセナ枚方の会議室で説明聴取。都市整備部長の挨拶があり、工事監理者である(株)日建設計(NIKKEN)のシニアエキスパートデザイナーの多喜さんから工事計画の概要についての説明がありました。
大ホールと小ホール、イベントホールと小ホールの間の基礎・建物躯体で約5㎝の切り離しやホールの浮床構造の採用による防振遮音対策、大臣認定の避難安全検証を取った防災計画・避難計画、釉薬を表面に施した緩やかなカーブを持つレンガによる音響効果、輻射式冷暖房システムなど、採用されているさまざまな対策の説明をいただきました。大ホールはベージュ、小ホールは赤が基調のレンガになるようです。
各ホールの設計の難易度は高いけれども、それぞれの分野でコスト面も含め最適化を図りながら、稼働率100%という施設をめざし、「使い倒していただける」ホールとして、皆さんに喜んでいただける施設となるよう努めている、という強い言葉に開館への期待がますます高まりました。
イベントホールが大きなガラス張りであったり、ラポールひらかたとの間のブリッジが屋根として使えたり、センターの前の野外広場で催しができるなど、さまざまな場所に集い広がる可能性があるようで、とても楽しみです。
ひさしの上や中庭の緑化などの緑の空間づくりに取り組み、公共公益施設の敷地面積の30%の緑化(新築時)など、市のみどりの基本計画も踏まえているとの説明がありました。
その後、施設整備室の職員からの説明で、1日5回の定点撮影を行っている写真を動画に仕立てた映像を見せていただきました。引き続き定点撮影は続けるということなので、着工から竣工までの一連の映像ができるのも楽しみです。
今日の現場視察では、イベントホール→小ホール→大ホール→エントランスホール→2階ホワイエの順に、舞台の仕立てや装置、レンガ仕上げなどを見せていただくことになりました。
舞台上部のすのこまでの高さは約25m。
演劇、オーケストラ、コンサートなど、多様な使い方が可能。
もう少しですね。安全第一で工事が進むことを願います。皆さんの期待に応えることのできる施設の完成となるよう、この後もしっかりと見ていきたいと思います。
総合文化芸術センターの指定管理者は、「アートシティひらかた共同事業体(代表団体:サントリーパブリシティサービス株式会社、構成団体:京阪ビルテクノサービス株式会社・株式会社大阪共立)」で、指定期間は、2021(令和3)年4月1日から2025(令和7)年3月31日までの4年間です。現在、枚方市総合文化芸術センター開設準備室が枚方市市民会館に設置され、ホームページも開設されています。
▶ 枚方市総合文化芸術センターの準備用ホームページを開設しました。