11月25日は、枚方市駅周辺の③街区の説明会第2弾。枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業工事の概要について、地域住民に対する説明会が行われました。

2020/11/25

11月25日、枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業工事の概要に関する説明会がメセナ枚方で開催されました。枚二校区の近接自治会が対象です。工事スケジュールや安全対策等、株式会社大林組（特定業務代行者）が説明。市の担当課も同席していました。

この日も出席者からの質疑が切れ目なく続き、19時に始まった説明会は20時30分をまわっての終了。特に、近接の新町地区の住民からは、詳細を小単位で丁寧に説明いただきたいとの要望が多く出ていました。

磯島・高陵・明倫校区を対象とする説明会は、12月7日、同じくメセナ枚方で開催される予定です。
工事の概要についての説明動画は、磯島・明倫・高陵校区の説明会（12月7日）を終え、12月8日からホームページに掲載されるとのことです。（→下記に動画へのリンクを掲載しました。12月7日に開催予定の「磯島・明倫・高陵校区の説明会」は、会場となる施設の利用が制限されたことにより中止となっています。）

今回の説明会に出席して、枚方市駅周辺再整備事業について、市民の納得が得られるよう、丁寧に進めていただきたいと改めて感じました。各種工事で想定される影響についても、近隣住民に理解してもらえるよう進めていただきたいと思います。

枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業工事概要に関する説明会

▶ 説明会配布資料はここをクリックしてください。

1．出席者紹介

株式会社大林組から、司会のほか説明者が2人、市側からは市駅周辺等まち活性化部2人の計5人でした。

2．工事計画概要説明（大林組）

第3工区の解体工事は年明け1月初旬から、新築工事は2021（令和3）年8月中旬から始まり、本体建物の完成は2023（令和5）年12月予定。
第1工区・第2工区の解体工事は2021（令和3）年7月頃から、2022（令和4）年5月予定で、新築工事は2022年（令和4）年2月頃からを予定しているが、工事業者は未定とのこと
駅前広場整備は、2023（令和5）年11月中旬から、2024（令和6）年11月までを予定。

3．工事の進め方（大林組）

作業時間及び休日、工事安全対策、交通安全対策、騒音・振動・粉塵抑制対策、近隣建物等の保全、現場周辺の環境対策及び工事関係者の管理、アスベスト対応、土壌対応アドを順次説明。

全体工程表は以下のとおり。

4．質疑応答

・駅前ロータリーからの工事車両の出入りについて。
→混雑するので使用しない。
・家屋調査について、フィードバックはあるのか。
→11月末までに調査し、年内に報告書を提出できるよう進めている。（←明日26日からの実施で調査可能かと意見あり）
・枚方団地の解体について、立ち退きの話もまとまっていないと思うが、自治会員に対して、いったい誰が、いつ、どのように説明するのか。大阪府なのか、公社なのか、大林組なのか。指導の責任者は誰になるのか。大阪府なのか、市なのか。団地内には一人暮らし高齢者も少なくない。退居には様々な困難も想定される。
→来年6月以降に解体と聞いている。窓口は市街地再開発組合である。
・市街地再開発組合が責任を負うということか。
→当然ながら、市が事業の指導監督をしているので、入居されているのに取り壊しはしないよう指導する。居住地は個別に案内している（物件調査）と聞いている。しっかり対応するように指導する。
・自分から出ていきたい人、出ていくことができる人はいいが、市街地再開発組合の話を聞かないといけないとしか聞こえない。枚方団地の住民の意向は聞かないのか。
→11月14日に意向聴取の話し合いをしたと聞いている。
・振動や騒音への対応について、丁寧に詳しく対応してもらえるのか。
→解体工事中が最も発生する。個別に連絡もいただきたい。
・小さな単位で丁寧な説明の場を設けてほしい。
→市としても指導監督の立場。特に新町の住民からは丁寧な説明をと言われている。工事内容や切り替え時など、自治会長と相談させていただき、場を設けさせていただく。
・外周道路について
→市として必要な道路と認識。発注は組合。市は指導監督の立場。
・家屋調査はいつから、誰が行うのか。すでに大林組とは違う事業者が調査に来たという声も聞く。
→計画についての説明会の際に情報提供を行ったため、先走ってアポイントを取ったお宅もあり、申し訳ない。明日以降、松本商事が伺う。
・周辺環境に対してどのような影響があるのかをどの程度、考えているのか。
・環境アセスメントはどうするのか。例えば、自宅療養中の高齢者に対する騒音・振動等による影響など、人体への影響はどう考えるのか。
・騒音・粉塵・振動について、これくらいの範囲にこれくらい影響があるといった内容を数値で示すことはできないのか。基準はあるのか。
→定期的に測定し、法的に問題がないか確認する。
・契約金額を示されたい。住宅は何階建てか。
→設計金額が決まっておらず、契約はまだ。29階建とされているが、設計図書が煮詰まっていないので、追ってお知らせする。
・日照権について。
・事業主はいったい誰になるのか。市街地再開発組合が説明会に来るべきではないのか。